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2015.12.28 読書と年収の話。アニメゲーム漫画クリエイターこそ本を読もう!

読書数と年収は果たして関係があるのか・・・?読書数と年収は果たして関係があるのか・・・?

今日は多くの経営者も実践していることですが、本を読みましょうという話です。読書をすることは知識を得たり新しい体験を想像の中でインプットできます。知らなかったけど、知りたかったことが実際にはそれを行った人の意見も含めて理解することができます。もちろん一度読んだだけで著者の気持ちや訴えたかったことを完全に理解することはできないかもしれません。それでも何度も何度も繰り返し本を読むことで、知識が蓄積されいざという時にアウトプットできるようになります。

多くのクリエイターの方に求人の取材等を通じて聞いてみたときの共通の意見として、クリエイター、その中でもプランナーには必須のことですが、ゲームをやるだけでは新しいゲームの企画やオリジナルのイラストのアイディア、映像演出の見せ方は思い浮かびません。アニメを見ているだけというのも同様です。クリエイターはクライアントからの指示のもと、もともとある程度固まった内容に対して何かを制作するということは多いです。一部のクリエイターはオリジナルの企画で世界観やキャラクター、相関関係、時代背景に至るまで1から考える必要がある時もあります。いずれの場合においても、なにかを生み出すということはその分インプットが必要です。その人の頭の中にある記憶や経験、知識、そしてそれらを融合して0から1を生み出します。無から有を生み出すにはそれなりのインプットがなければ、作品の傾向としてだんだん似たり寄ったりになってきてしまいます。考えてみれば当然の話で新たなインプットがないのだからその中で考えるしかなく、そうするとアウトプットもある程度収束してしまいがちです。

インプットが大事ですそのインプットを得る機会の一つとして読書があります。読書以外にも映画などの映像作品を見たり、普段やらないようなスポーツや、普段行かないような美術館に行ってみる等、知識や体験を増やす方法はいくらでもあります。海外旅行、国内旅行などもいいでしょう。普段自分がいるところと違うところに行くだけで新たな体験や新たな発見に出会えます。とはいえそこまでいろんなことをする時間が取れないと思っている人に特にオススメしたいのが読書です。行きと帰りの電車の中で本一つあればいろんな体験を電車にいながらにして享受することができます。電車で移動していないという人は徒歩の時に読むと結構危険なので、朝早くに近くの喫茶店で読んだりするのがオススメです。家に中にいるとついついゴロゴロしちゃったりしてなかなか頭が切り替わらないことも多いですし、本に集中しすぎて会社に遅れてしまうのも問題です。というわけで会社の近くにある喫茶店に入って読書をする、もしくは会社が開いているもしくは鍵を持っているのであれば会社の自席で読書をするのも良いでしょう。読書をする上で一番重要なポイントは継続することです。毎日30分でも1時間でも読書をする時間を持つことは、長期的に見れば、読書を全くしない人生に比べて相当な差が出ます。

読書に関してみなさんに興味を持ってもらえそうなネタをひとつお伝えしましょう。それは読書と年収の関係です。ちょっと古いデータですが、2009年に財団法人出版産業振興財団が2010年の国民読書年に向けて現代人の読書実態を調査した資料です。

1カ月間に読む本の平均冊数 (成人調査)
◆1カ月間の読書量が最も少ないのは30代 1カ月間に読む本の平均冊数をきいたところ、「1冊」が29.2%と最多でした。 1冊も本を読まない「0冊」は23.7%で、中でも30代は27.4%と他の年代に比べて一番多い結果となりました。

1カ月間に読む本の平均冊数と世帯年収の関係 (成人調査)
◆世帯年収が高いほど読書量は多い傾向 1カ月間に読む本の平均冊数と、世帯年収の関係をみたところ、1カ月に最低3冊以上本を読むのは、世帯年収が「1500万以上」の人が最も多く40.5%、最も少ないのは「300~500万未満」の人で22.6%という結果となりました。 また、「0冊」と、1カ月に1冊も本を読まないと回答した人が一番少ないのは世帯年収が「1500万以上」の人で9.5%、「0冊」と回答したのが一番多かったのは「300~500万未満」の人で28.8%となり大きく差が出ました。世帯年収が高いほど読書量が多い傾向があるということがうかがえます。

この資料によると読書量は世帯年収によって差があり、世帯年収が高いほど読書量が多い傾向があると結論付けていますが、元のサンプル数がそこまで多いわけではないのでちょっと怪しいとは思います。そもそもの出所が財団法人出版産業振興財団ですしね。ではなぜそんなデータを引っ張り出してきたのかというと、本を読めば読むほど収入が上がるというよりは、読書量が少ないと世帯年収が低くなる傾向があるという方が言い方としては正確かと思います。世帯年収が700万円未満の場合の月に読む読書量は1冊以下が5割を超えています。700万円から1500万円未満でかろうじて5割を割る43%で、1500万円超の場合は35%となっています。もっと上の年収まで調べていくと面白いデータが取れるのかもしれませんね。

読書をすることで年収が高くなる可能性が上がる!他にも読書量が年収の関係に関する記事として、年収は読書量に正比例するという記事も散見されますし、独立行政法人青少年教育振興機構が行った子どもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究 報告書では、逆に年収と読書量に明確な相関関係はないとしています。ただこの調査は子供時代の読書量を比較の対象としているので、社会人になってからの読書量との因果関係を掘り下げて欲しかったとは思いますが、テーマが子供のことをメインに取り扱っていたのでいた仕方ないのかもしれません。

毎日読書をしよう!要するに読書をすることは少なくとも低所得者層からは抜け出しやすくはなると思います。年収も上げつつクリエイターとしても様々なものを生み出していくためにも読書はオススメです。投資単価もそんなにかからないですし、複数の人でやればお互いの本を回し読みできるので少ない投資でより大きな効果が得られます。どんどんいい作品が増え、クリエイターの年収が増えていく世の中になることを期待しています。

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