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2016.07.14 ゲームプランナー 就職 次のブームはVRそれともAR!?プランナーが知っておくべき新技術

ゲーム業界全体は、2014年で1兆1925億円(ファミ通ゲーム白書2015)の市場規模となっています。ここ数年は、スマホやタブレットなどを使用したモバイルゲーム市場の急成長によってゲーム業界全体としては市場規模を拡大しています。その一方でゲームメーカーは常に新しいアイディアを持ったプランナーを探しています。好調のモバイルゲーム市場でも、人気タイトルの固定化が進み、新規タイトルを出したとしても大ヒットを見込むのはむずかしいでしょう。そこで必要となってくるのが新技術の投入です。VRを用いたゲームやGPSとARを組み合わせたゲームなどこれまでにない形でのゲームというものが必要となってくるのです。今回は、ゲームプランナーで就職を考えている方向けに最低限おさえておきたい新技術に関しての記事になります。

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ゲームプランナーは、ゲームの世界観や仕様などのゲームのベースとなる部分を考える職種になります。そのためそのアイディア次第で、スーパーマリオブラザーズやドラゴンクエスト、ポケットモンスター、ファイナルファンタジーなどの大ヒット作にもなり得るということです。そこで必要となってくるのが、ゲームの斬新さです。そしてそのチャンスが最も大きくなるのが、ゲーム以外の分野の技術を投入、先端技術を投入したい、新規ハードが開発された時になります。最近であれば、ガンホーオンラインエンターテインメントからリリースされた「パズル&ドラゴンズ」が印象的でしょう。当時、フューチャーフォンからスマートフォンの移行期にありましたが、当時のソーシャルゲームはカードバトルのものばかりでした。そこへスマートフォンのスワップを生かしたパズルゲーム、そして幅広い年齢層に受け入れやすいゲームジャンルということで爆発的なヒットになりました。

最近、今後のゲーム業界のトレンドとなっていきそうなものがVRとGPSとARを用いたゲームではないでしょうか。

VR

VRとは、ヘッドマウントディスプリに表示される立体映像が視線の動きに連れて変化し、それが360度の全方向にあるため、あたかも映像の中の世界に入ったと思わせることができる技術です。今年に入って、ハードが一般の市場に出回るようになり、Oculus Liftが予約分の配送を完了したや(Oculus Riftの初期出荷ようやく完了 2-4営業日で出荷に)、ソニーがPSVRの予約を開始したなどのニュースが流れ話題となっています。加えてPSVRに関しては、開始直後に予約枠がいっぱいになってしまうなど、その期待の高さはかなり大きなものとなっています(プレステのVR機器、予約開始 量販店に列も )。

2016-07-13 10.22.19GPSとAR

画像元:ポケモンGOオフィシャルサイト

GPSはカーナビや地図のアプリで自分の現在位置を確認する技術なのでご存知の方も多いとおもいます。もう一つのARとは、スマートフォンなどのカメラを使用し、そこに写された映像に新たに映像を合成することで、カメラ越しでものを認識する機能になります。この二つを組み合わせたゲームが「Ingress」や「ポケモンGO」になります。実際の街を歩き回ってチェックポイントまで行ったり、ポケモンを探したりということができます。「ポケモンGO」に関しては7月6日の英語圏でのリリース以降、爆発的な大ヒットとなり、あっという間に750万ダウンロード突破、売り上げランキング1位になり世界的な話題となっています(「ポケモンGO」超絶人気は、まだまだ序の口だ)。

Nerdy gamer with controllerなぜこれらの技術が期待されている?

ゲーマーの方、特にRPGが好きな方は、一度はゲームの世界の主人公となって冒険をしたいと考えたことがあるのではないでしょうか。VRもARも仮想空間や拡張空間という違いはありますが、これまでのゲームのような常に同じ方向の画面を見続けるのではなく、自分の動作によって視界が変化するということで、ゲームの世界に入ったような印象を持つのではないでしょうか。そのようなゲーマーの心に刺さったからこそ、VRへの期待が高いこと、「ポケモンGO」の大ヒットへと繋がっているのでしょう。

プランナーに求められること

今回、VR、GPSとARという技術の期待度の高さについて書かせていただきましたが、実際にこれらの技術を使って今からゲームを考えたのであればもう遅いかもしれません。期待の高さは誰が見ても明らかですし、既存のゲームメーカーから今後このようなタイトルがどんどん出てくるでしょう。そのため今から企画し、開発に約1年経ったとしたら同じようなタイトルがすでに何本も出た後でしょう。そのためプランナーとして求められることは、常に新しい技術を探し、それをどうゲームに生かせるか、さらに言えばどうゲーマーの欲望を叶えることができるかが重要となってきます。そのためにいろいろな業界の知識をどんどん見つけ、ゲームに生かせるかが、ゲームプランナー、ディレクター、プロデューサーへと成長し、大ヒットタイトルを生み出す鍵となるのです。

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