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2016.06.11 アニメゲームマンガ業界 体調不良と生産性について 病み上がり新人が体調不良について書いてみた

Bad girl arguing with her couple breakup concept病み上がり新人山崎です

こんにちは。ラクジョブ新聞新人の山崎です。もう5月も終わり6月ですね。精神的に不安定になりがちとされている5月ですが、皆さんは大丈夫でしたか?ちなみに私は精神的にはいい意味でいろいろプレッシャーを感じたり、仕事は大変だな!もっと頑張ろう!と思えていたのですが、そんな矢先に風邪をひいてしまいました。油断しました。38度を超える発熱と咳!とてもじゃないけど会社に行けませんということでお休みを頂いておりました。ということで今回は体調不良と生産性について書きたいと思います。この記事も風邪が長引いてしまっているので大事を取って出社はせず、自宅にて記事を書いております。人手不足が続くアニメゲームマンガ業界の方々には「そうは言っても大変なんだよ!」と言われてしまう内容かもしれませんが、仕事と健康ということを考えてくださるきっかけになって頂ければ幸いです。

Fotolia_97905618_Subscription_Monthly_M-330x228風邪をひきながら仕事をするメリットはあるのか?

風邪を引いた状態で仕事をするということについて、真剣に考えたことはありますか?どのような影響が会社に出るのかということについて考えている方は以外と少ないのではないでしょうか。そう言い切れるのは「多少の風邪なら学校行に来い、会社に来い」というような価値観が日本に存在しているからです。この価値観によって自動操縦的に「(単純に、漠然と考えて)迷惑がかかるし、風邪でも会社に行かなくては!」と真剣に考えずに出社してしまっている人は要注意です。これは経営者に関わらず、労働者自身も考えなくてはならないことでしょう。むしろ労働者だからこそ考えたほうが良い問題かもしれません。

まず風邪を引いた状態で仕事をするメリットは何でしょうか?一番は、人員に穴が出ないということでしょう。アニメゲームマンガ業界や、ソフトウェア開発などを事業としているIT企業などは納期が決められており、これに間に合わなければ今後の信頼に関わってきます。これになるべく間に合わせるように開発スケジュールを組んで行動するわけですが、人員、特にベテランのスタッフともなると1人抜けただけで大わらわな状況になってしまうでしょう。多少無理してでも働かせたい組織運営側と、他の人達に迷惑をかけたくないという労働者双方のニーズがマッチしてしまうと、風邪をひいてしまっても仕事に来て成果を出すことが良いことであるかのように思われます。

AdobeStock_32653791-1024x845デメリットやリスクは無視できない

目の前の仕事を完遂させるということに捕らわれてしまっている状況の場合、風邪でも出社して仕事をこなすということはメリットがあるように思います。しかし、デメリットやリスクがあまりにも多いということを忘れてはなりません。一番のリスクは感染です。人員が足りない!という理由で職場に風邪をひいた人を出勤させてしまえば、感染のリスクは跳ね上がるでしょう。書類のやり取りや、風邪の人が使っていたマウスやキーボードなどに触れ、その手で目や鼻をこすったり、ものを食べたりすれば、ウイルスの種類にもによりますがあっという間に感染します。インフルエンザならなおさらです。風邪をひいたスタッフを新たに作ってしまうことは、さらに生産性を落とす原因になることは自明です。

また、意識的な面での問題があります。多少古いデータですが、コンタック総合研究所の「ビジネスパーソンの風邪に関する意識調査」の中で、ビジネスパーソンが風邪の引き始めから回復するまで、仕事が捗らなかったことによる生産性の低下は金額にしてどれくらいか?という質問の回答の平均は約44,270円というデータがあります。

風邪によってどのくらい生産性が落ちたのか、ということを粗利や営業利益ベースで比べたデータを見つけることができなかったのでこちらを参考にしておりますが、この意識調査だけでも重要な参考資料になるでしょう。要するに、風邪を引いてしまうと「生産性が下がっているなあ」「迷惑かけているなあ」という意識状態を持ちながら働いているスタッフが多いということです。どうあがいてもモチベーションが下がった状態で働かせることになってしまうのです。

寝不足は慢性的な体調不良?

労働と健康を考えるときに重要なのは睡眠です。ラクジョブ新聞では健康関連の話題が出るとき、高確率で睡眠の話題がでるので「もうわかったよ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、何度も書いてしまうくらい睡眠は重要なのです。睡眠時間には個人差があるとはいえ、一般的には6時間以上を取ることが望ましいとされています。睡眠不足が健康に与える影響については弊社新卒採用コンテンツのこちらの記事を御覧ください。

新卒募集 人生、毎日ぐっすり寝てれば何とかなる 学生を卒業して過酷な社会という戦場に出る心構え

新卒採用 睡眠は本当に大切だ アルバイト山崎 ビ・ハイアと寝ることについて

ウォール・ストリート・ジャーナルが報じている記事では、米労働者の3分の1が睡眠不足状態であり、5兆6000億円の生産性を損失しているという内容のものまであります。

米労働者3分の1が睡眠不足―5兆6000億円の生産性損失

https://jp.wsj.com/articles/SB10001424127887323355204578259052589168388

睡眠時間と生産性に関しては、以下のグラフを見てもらえれば分かる通り、長い国ほど生産性が高い国としてランクインされています。

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平均して8時間以上睡眠をとっている欧米諸国は生産性が高く、7時間台の日本や韓国は生産性が低いという結果になっています。グラフのデータ抽出年が少しずれているので確定的とはいえないかもしれませんが、睡眠不足は人間のパフォーマンスを下げ、免疫力を低くし、風邪をひきやすい身体にしてしまう大きな原因の一つといえるでしょう。健康と仕事を考えるときには、健康な状態のときどのような行動を取るかということに気を使っていなければ、結局また体調を崩してしまいますから、経営者は普段からスタッフの健康について配慮し、また労働者側も健康についてしっかりと知識をつけておかなければなりません。健康について考えることは綺麗事では無いのです。記事を読んでいる方にそんな人はいないとは思いますが、お金儲けだけ考えている経営者でさえも、生産性が下がってしまうという事実に目を向けることができれば、スタッフの健康面について真剣に考えなければお金儲けはできないということに気がつくはずです。

growing business graph drawn by human hand健康を考えることは生産性を考えることでもある

一般的な価値観であれば、インフルエンザなどの感染力の強い風邪をひいてしまった場合でない限り、会社を休むということを許可してくれないことは多いと思います。インフルエンザにかかったとしても出勤させる企業もあると聞きます。しかし、労働者の健康を考え、良い労働環境をつくり上げることは、上記のような万全ではない状態で働かせることによって被るデメリット、つまり生産性の低下が無くなるわけです。もしそのような企業文化があるのであれば、しっかり睡眠を取ったり、風邪のときは休ませることをさせたりするという方針に変えるだけで、スタッフの生産性が高くなる可能性があるのです。

社員の健康なんてどうでもいい!売上を上げてくれるだけで良いのだ!と考える経営者の方がいたとしましょう。そういう人であっても、健康という視点を廃し、生産性という価値基準にもっと注目するべきです。インフルエンザを社内に持ち込むリスクや、体調不良、睡眠不足などでパフォーマンスを十分に発揮することができない状態で働かせ、かえって損失になってしまうというリスクがあります。

Design, graphic, designer.社員の健康を考えている余裕なんてないのだ!という現場の状況もあるでしょうが、人間は機械ではありません。作品のクオリティやスピードなどは、その日の体調に大きく左右されます。このことに気がつかない、あるいは気がついているのにも関わらず無視を続け、万全状態ではない社員を働かせ続けるのであれば、残念ながら社員からの評判も悪くなりますし、ブラック企業に敏感な昨今の労働者がその内情を就活口コミサイトなどに漏らすことなどにもつながってくる可能性は想定できます。そうなれば、新しく優秀な人材が入ってくる機会を損失することになりかねません。採用活動という面でみても、スタッフ、社員の健康面を大事にすることは必要なのです。「風邪なら休む!」「睡眠不足ならしっかり眠れるようにする!」ということを実践し、それを自社ホームページなどで採用コンテンツとして公開すれば、企業イメージもアップします。今すぐには無理だとしても、スタッフがお互いの体調に気を配るように心がけるなど、制度を変えずにできることころからはじめてみるのも一つの手かもしれません。

記事を読んでいただきありがとうございました。

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