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2016.05.24 ゲーム 2020年に必修化検討中のプログラミング教育のこれから

gbプログラミング教育必修化に向けて

記事を読んでいただきありがとうございます。今回取り上げるのは、2020年に小学校で必修科目化が検討されているプログラミング教育についてです。なぜプログラミング教育が持ち上がってきているのか、そこについても見ていきたいと思います。まずはプログラミング教育に関連する記事をご紹介します。

引用開始

5月18日から東京ビッグサイトで開催されている日本最大の教育分野の専門展「第7回
教育ITソリューションEXPO(EDIX:エディックス)」の目玉ともいえる新設ゾーン「学びNEXT」では、おもに「STEM教育」「プログラミング」「AI、ロボット」といった最先端の学びの数々を展示している。

(中略)

昨今では、首都圏を中心に一般企業やNPOがプログラミング教室を開催することも増え、PCやタブレットだけでロボットや機械をプログラミングし、動かしてみた経験をもつ子どもも増えつつある。しかし、教育現場ではどうか。「必要なことはわかるが、一人の親として、教師として、何から始めればよいかわからない。」(都内・小学校教師)。プログラミング教材を扱う企業も増えてきた。予算どりや指導者不在の課題も残るが、子どもたちの未来のためにはまず、自身の目や感触でどういった教材があるか調べることが必要なのかもしれない。

引用終了

知識ゼロ、迫るプログラミング教育導入の波…現場の声と注目教材を教育ITソリューションEXPOでチェックより抜粋

教育分野の専門展ということで、さまざまなプログラミングを扱う教材が展示されていて、教育関係者がどんなものがあるのかじっくりと見たり、実際に触ってみたりしたということなのですが、一番重要なのは教育者自身がそこまでプログラミングに慣れていないということです。確かに必修科目化するのであれば、それを教える先生が必要になりますし、小学校は基本的に担任の先生が全科目を教えていたので、導入されると先生自身がプログラミングができないと問題があるわけです。

昨日も記事として「ゲーム 就職 開発に欠かせないプログラムへの取り組み」を取り上げたのですが、よく考えてみたら確かに先生サイドへの教育がまず必須だということです。プログラミング教育が小学生に対して必修科目化された場合、プログラミングに対する垣根が低くなり、プログラマーになりたいと思う子供も増えるかもしれないと思いましたが、子供が興味を持ったうえでさらにやってみたいと思うには、教育の現場でいかに興味を持たせ、達成感を得られるようにするかが重要になってくるでしょう。先生自身がプログラミングとこれまで縁がなかったからといって、腰が引けていてはいい授業ができるはずもありません。その一環として今回の教育ITソリューションEXPOで、いろいろと考えるきっかけになればと思います。

Business team shwoing thumbs upプログラミング必修化のメリット

小学生に対してプログラミング教育が必修科目化された場合、どのようなことが考えられるかというと、ひとつはプログラミングが身近なものとなり、プログラマーという職種に興味を持ってくれやすくなる。そしてうまくいけばプログラマーが増えていって現在のプログラマー不足が解消されていく。これはメリットとしてあると思います。どうしてもゲーム業界であれ遊技機業界であれ、その他業界においてもプログラマーという職種は必要不可欠な職種となってきています。だからこそ増やしていく必要がありますし、その中から優秀なプログラマーがより多く生まれることを願っています。

逆にデメリットとして必修科目化に伴い、もしかしたら自ら興味を持ってプログラムに出会い、優秀なプログラマーとして活躍する可能性を秘めた人を、いやいやプログラムをさせることによりプログラミングが嫌いになり、優秀なプログラマーが減ってしまうという可能性もあります。どちらも可能性だけ考えれば大いにあり得る話ではありますが、プログラミングということ自体を知ってもらうという効果の方が大きいかなと思います。プログラミングのすごさというか、職種として存在するということも知らないまま社会に出る人もいるわけで、そういった人たちに対しても選択肢の一つとして存在することがわかれば、それだけでもプログラマー人口の増加に一躍買うのではないかと考えるからです。

shutterstock_302876600-330x228プログラムの未来

これから先、プログラミング自体は切っても切れないと思います。ロボットであったりAIであったりVRであったりは当然のこととして、工場での単純労働をロボットに置き換えるときにも必要とされますし、いろんな会社でIT化によるサーバー管理・運用業務が発生しますし、多くの企業で使用しているエクセルにおいても、VBAというプログラムが活躍しています。コンピューターを一切使わないといっても、ネット販売をするというだけでやはり必要になってきます。自分自身でプログラムを組むことがなかったとしても、ホームページ上で決済のシステムが導入されていたり、ホームページを公開するためのサーバーを動かすためにもプログラムは必須です。

そう考えればもっとプログラムが進化していくことは容易に想像できると思います。使う側がさらに便利になったり、使いやすくなったりする創意工夫をし続けることにより、プログラム言語も様々な形で進化しています。ハードウェアが進化を遂げ、CPUやメモリに大量のデータをのせて演算し、結果をすぐに出力できるようになったということは、より複雑な計算も短い時間で行えるようになります。それが日進月歩で成長を続けているのですから、プログラミング技術や言語そのものが進化をするのは当たり前の話でしょう。もしかすると将来的には誰しもがプログラミングできるようになる日がやってくるのかもしれません。そうなればプログラマー不足問題は解消されるかもしれませんが、逆にプログラマーという職種につけるのはより抜きんでた存在でなければ成立しないことになるでしょう。今回のプログラミング教育必修科目化に伴い、そこまで進化するかどうかはわかりませんが、新しい変化の一端を担うのではないかと期待しています。

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