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2016.05.16 アニメゲーム漫画業界の就活生の皆さんへ 面接官は何を考えているか、効率的な内定のとり方は何か

Businessman choosing the right door選考活動まもなく解禁

記事を読んでいただき有り難うございます。今回の記事は、就活についての記事です。五月も半ばになりました。2017年春入社の企業の選考活動がいよいよ本格的に始動します。今回の記事では、就活で勝ち抜くためにどんな事に気を付ければいいのか書いていきたいと思います。

多くの就活生にとって、これから受ける企業の面接は、生まれて初めての面接になることでしょう。私自身も経験があることですが、初めての面接の時には、何を話せばいいかなんてサッパリ分かりませんでした。面接官が何を求めているのか、想像できなかったからです。就活サイトのマイナビさんの調査によれば、就活生が面接で受けた質問のランキングは、1位が「自己紹介、自己PR」、2位が「学生時代に打ち込んだ事」、3位が「当社の志望理由」、4位が「自分の長所と短所」でした。これらの質問を通じて、面接官は志望者の何を試そうとしているのでしょうか。

shutterstock_168097073-330x274自己紹介、自己PR、学生時代に打ち込んだ事

「自己紹介や自己PR」、学生時代に打ち込んだことが1位と2位になっています。面接官がこういった質問を通じて知りたいのは、あなたの「人ととなり」です。日本の場合、大学の中で何を学び、どういった事出来るのかを面接の場で問われることは(一部の専門手的な職業を除いて)あまりありません。企業が新卒学生に求めるのは「伸びしろ」です。これらの質問を通じて探りたいのは、「上司と部下という関係になった時に、教えて気持ちのいい部下かどうか」「同僚と良好な関係が持てそうか」などなど、職場における仲間としてどうか、という点です。一言でまとめると「コミュニケーション能力」「社会性」「人となり」といった言葉になるでしょう。

人事についての専門用語に「コンピテンシー」という言葉があります。日本語で言うと「成果に繋がる行動特性」といいます。これは、成果を生む優秀な社員が共通して備えている行動特性を抽出し、成果を出す事のできる人材を選びだそうという制度です。具体的には、「親密性」「傾聴力」「ムードメーカー」「計数処理能力」「論理思考」などの各項目があります。企業にもよりますが、これらの項目を面接官が手元のチェックシートで1つ1つ点数化し、新卒社員の「伸び代」を評価している場合もあります。

面接官に自分のエピソードを話す場合は、できるだけ「どう考えてそれをしたか」「その経験から何を学んだのか」を話した方がいいと、対策セミナーなどで言われるのは、面接の場であなたのコンピテンシーが計測されているからだ、ともいえます。話すのはこれらの項目がアピール出来る話題にするといいでしょう。

Four people have a meeting企業の志望理由について

3位には志望理由が入っていますね。私の周囲にいる学生の話を聞くと、この「志望理由」で詰まる人が多いみたいです。志望理由がスラスラと出てこないのはある意味自然な事です。「自己紹介、自己PR」「学生時代に打ち込んだもの」は自分の話なので話題には困りにくいですが、志望理由については企業を知る必要があるからです。数ヶ月の間に数十社も面接を受ける就活生にとっては、志望理由といわれてもピンとこないと思います。もちろん、自分が心から受けたい企業、入りたい業界があればそれを正直に話すことがベストです。しかし全ての企業が自分とマッチしているとは限りません。志望理由がわからない、というケースもあると思います。

そういう場合には、その企業というよりも、業界についての知識を収集するといいです。保険の会社であれば、保険業界の構造について2,3冊の本を読めば何となく全体像が見えてくるはずです。保険業界についての全体像が分かった上で、受ける会社のやっている仕事は何なのか、何となく把握しているだけでもかなり違うはず。受ける企業がどんな価値を社会に出しているのか、それを踏まえて志望理由を組み立てて見て下さい。そこに自分の経験を交えると説得力が増すでしょう。志望者の中に、内発的な「入社したい理由」があるということは幻想である、ということは面接官も熟知していますので(笑)、正しい知識に基づいて論理的に志望理由を作って下さい。少なくとも面接についてしっかりと考えて臨んできている、ということは伝わります。

shutterstock_308877386就活より学問優先です

就活は、本来は必要無いものである、という視点も是非忘れないで下さい。しっかりと大学で勉強し、社会について自分なりの視座を持つ。その上で、ビジネスマンとして主体的に社会に関わろうと思えたなら就活をして企業に入社する。本来はこうしたプロセスを経る事が自然ですし、大学教育に期待されているのは、そう思える人を輩出することであるはず。しかし、それが空想論になってしまうほどに、大学生も学んでいないし、企業も学ぶのを邪魔しています。経済のデフレーションのように、誰が悪いとも分からないが悪循環に陥っているのが現在の就活であり大学なのです。

そんな渦中に入っていくことは、心労があって当たりまえです。就活が上手くいかないことで悩む必要は全く無い。就活自体が社会からのしわ寄せで生まれたものであるからです。そんな悪循環を断ち切るためにも、就活中にもしっかりと学んで下さい。勉強時間を確保するためにも、論理的に対策を取って効率的に内定していきましょう!

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