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2016.05.15 ゲーム 盛り上がるFFシリーズ! ファイナルファンタジーを振り返る FF4~FF6

20160426-1スーパーファミコン登場! (画像はamazonより)

度重なる発売延期から1990年に満を持して登場したスーパーファミコンは、ローンチタイトルである「スーパーマリオワールド」を筆頭にヒットを飛ばし、数々の名作を世に送り出してきました。任天堂自社タイトルももちろんそうですが、サードパーティによる名作も多く、16bit機の中でも今もなお愛されている名ハードです。ファイナルファンタジーを振り返る第2回目では、FF4~FF6をピックアップ致します。1990年、バブル崩壊の年にFF3が登場し、140万本の記録を打ち出しました。これがFCでの最後のリリースとなり、続くFF4はこのスーパーファミコンからの発売となります。ゲームの光ディスク化が注目される中で、敢えてカセットで勝負し続けた名機スーパーファミコンと、ファイナルファンタジーの軌跡を追います。

20160426-2FF4-SFC初期ながらハイクオリティなRPGに

(画像はAmazonより)

ターミネーター2が公開され、都庁が新宿に移転し、東京都23区の電話番号が10桁になり、「カルピスウォーター」が発売され、世界初のWorld Wide Webサイトができた1991年に、スーパーファミコンで初めてのファイナルファンタジーシリーズである、「ファイナルファンタジー4」が発売されました。今までのしっかりとしたファンタジー的演出のCMではなく、笑い声とチョコボのテーマをBGMに海岸をダチョウが走り抜けるという衝撃的なCMが印象に残っている人もいるのではないでしょうか。

FF4はファイナルファンタジーシリーズの中でも屈指の人気シリーズであり、イージー版を合わせたリメイク数は15回。後にライブ・ア・ライブでディレクターを務めることになる時田貴司さんがシナリオを担当。FCでは描き切ることができない本格的なスケールで展開するストーリーに、プレイヤーは誰しもが夢中になりました。
主人公は若き暗黒騎士セシル・ハーヴィ。軍事力の高いバロン王国の飛空艇団「赤い翼」の隊長であり、ミシディアから「水のクリスタル」を奪うところから物語は始まります。暗黒騎士としての自分に揺れ動くセシルや、彼の親友でありがなら、密かに抱いていた嫉妬心を利用されて仲間を裏切ってしまうカインなど、人間の普遍的なネガティブな感情をドラマチックに扱い、それが起点となって物語が進むことが多く、プレイヤーを一気に引き込ませます。システム面ではFF9まで続く「アクティブ・タイム・バトル(ATB)」を導入した最初のタイトルであり、マンネリ化していたコマンド式RPGにスピード感やメリハリをつけることに成功しています。クロノ・トリガーなど他シリーズへの転用も見られ、以降のスクウェア作品を特徴づけるシステムになりました。スーパーファミコン初期の作品ながらも、グラフィック、音楽、演出などの評価は高く、スーパーファミコンにおけるRPGの可能性を示した意欲作でもあります。

20160426-3FF5-戦略性とやりこみ探求に時間を費やしたプレイヤー続出

(画像はAmazonより)

紅の豚が公開され、東海道新幹線で「のぞみ」が運転開始し、国家公務員が週休2日制になり、ゆとり教育がはじまった1992年にファイナルファンタジー5が発売されます。記事執筆者山崎と全く同じ生年月日であります1992年12月6日に発売され、前作を凌ぐ240万本の売上を記録しました。

FF3のジョブチェンジシステムを更に進化させた内容のキャラ育成システムや、レベルに関係なくボスを倒す戦術が次々と発見され、シリーズの中でも屈指のやりこみゲーとして知られており、低レベルクリアを代表する様々なプレイスタイルが開発されていきました。グラフィックも一新され、キャラクターに表情やリアクションがついたり、メッセージで漢字が使われ、文字サイズも大きくなるなど、ビジュアル面、UI面で4と比べると大きく変化しました。オメガ、神竜などの、のちのFFに多く出現する「いきなり出てくるラスボス並に強いキャラ」が出現したのも、このFF5が最初なのではないでしょうか。シリーズを通して人気の高い「ギルガメッシュ」もこの作品で登場。ストーリーに連続性が無いファイナルファンタジーシリーズですが、ギルガメッシュはその後のFFシリーズにも度々登場します。やりごたえのあるRPGを徹底的にやってみたいという方は、FF5おすすめです。

20160426-4FF6-壮大なストーリーでSFC後期を代表するヒット作に

(画像はAmazonより)

日本人初の宇宙飛行士・向井千秋さんが宇宙へ旅立ち、関西国際空港が開港される明るいニュースの裏で、オウム真理教による松本サリン事件などの重大事件が巻き起こった1994年にファイナルファンタジー6が発売されました。この年の12月、かつては任天堂と共同開発プロジェクトだったSonyのPlayStationが発売し、ゲーム業界を一気にSonyが牽引してくことになります。

スーパーファミコンで発売された最後のFF6の舞台は、魔法の力が失われた世界。魔法の力をめぐっての大戦後、人類は魔法のちからを失い、技術革新と工業化によって復興を遂げるのですが、強大な帝国のガストラが失われた魔法の力を「魔導」として蘇らせ、軍事力として利用し始めるというところから物語が始まります。産業革命を思わせる蒸気機関をベースにしたオーバーテクノロジー感満載のメカデザインや、それらのメカメカしい世界観と魔法の融合が織りなす大スペクタクルはシリーズ最高峰。魔法を中心に据えたストーリーも、のちのファイナルファンタジーのストーリーの方向性に大きく影響を与えることになります。また、特定の主人公を設定せず、仲間にできる14人が主人公です。

また、そのようなストーリー上の背景もあって魔法を覚えるシステムが一新されました。一部のキャラクターは初期状態から魔法が使用可能ですが、それ以外のキャラクターは基本的に「魔石」というアイテムを装備し、戦闘を繰り返すことで覚えていくことになります。登場人物も多く、ジョブチェンジのような形でキャラクターの育成を回せない分、魔石やアクセサリー装備枠の増加などによって戦闘の戦略性をもたせました。SFC版ファイナルファンタジーでは最多の約255万本のセールスを記録。14人にもおよぶメインキャラクターによる群像劇は、FFシリーズのストーリー構成能力を多くのプレーヤーに知らしめる結果になりました!

次回はFF7~9を振り返ります!

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