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2016.04.04 ゲームプランナー 就職転職 プランナーに求められる3つのスキル ゲームの知識経験、論理的思考力、コミュニケーション能力

今回は、業界経験15年以上のベテランゲームプランナーの方から聞いたゲームプランナーに求める3つのスキルについてです。ゲームプランナーを目指している方、ゲームプランナーへの転職を考えている人はぜひ読んでみてください。

ゲームの中で動く映像と単なる3Dの違いを分かって納品するザックスさん1、とにかくゲームに詳しいこと

まず第一はとにかくゲームに詳しいことです。ゲームプランナーの仕事は多岐に渡ります。ゲームプログラマーであれば、ゲームのプログラムを書くことが仕事ですし、デザイナーであればゲームのグラフィックを作ることが主な仕事になります。ゲームプランナーの仕事は、ゲームを企画し、その企画を仕様書に落とし込むことです。そしてその過程には膨大なゲームの知識と経験が必要になります。ゲームプランナーとしての仕事の経験が全くない場合、これまでどれだけゲームの知識と経験を培ってきたかが一つの指標になります。

とは言え、「ゲームが好き」というだけでは、人によって程度にかなりの差が出てしまいます。「パズドラとかツムツムが好きです」「FF、ドラクエはちらほらやっています」という人と「ゲーミングPCを自作しています。オンラインゲームの上位ランカーです」「格ゲーの大会で世界チャンピオンになってことがあります」とでは全然違うわけです。例えば、今回お話を伺ったプランナーの方であれば、仕事を始める前は、毎日平均6,7時間、土日は1日中ゲームを10年以上続けていたそうです。

プランナーってどんなことをするんだろう2、論理的な思考力が高いこと

ゲームはどうしてもエンターテインメントであり、直感を信じて面白さを追求していくものだと思っている人が多いです。しかし実際のゲーム開発の現場では、極めて論理的にゲーム作りは行われています。「このゲームはどうして面白いのですか」と質問されたときに「なんとなく」では全く通用しません。

そのためにも、常日頃から自分が遊んでいるゲームに対してなぜ面白いのかを考える姿勢が必要になります。ゲームはほんのちょっと機能が追加されたり、バランスが調整されたりするだけでも遊び心地が全く変わります。例えば、マリオがジャンプで敵を踏みつけるゲームではなく、パンチで敵をやっつけるゲームだったとしたら、それはもう別のゲームです。

ゲームを分解して考える姿勢、ゲームの要素がゲームに対してどんな影響を考えているかどうかが問われます。そしてこれができている人が大抵「ゲームが強い人」だそうです。プレイ時間を重ねれば誰でもある程度のところまでは行けます。RPGもゲームを普通にプレイしていればクリアできるものがほとんどでしょう。難しくて全クリできる人が5%しかいないゲームは少数でしょう。しかし、オンラインゲームで勝つ、格ゲーで勝つとなると話は変わります。全く同じ条件でどれだけゲームのことを考えたか、勝つために思考して実践を重ねたかが問われます。ゲームに遊ばされるだけでなく、ゲームを最大限遊び切れる人はそれだけゲームに対して論理的なしこうができると言っていいでしょう。

shutterstock_3490780493、コミュニケーション能力

ゲーム開発チームは少なくて数名、多い時は数百名が参加して1本のゲームを作り上げます。ゲームプランナーには、チームに所属しているクリエイターたちの潤滑油としてチームをまとめ上げる役割があります。これがよく言われるコミュニケーション能力です。

例えば、ものすごく面白いゲームの企画が頭の中にあったとしても、それが形にならなければ誰も遊ぶことはできません。企画をゲームにするためには、プログラマー、デザイナーにそれを作ってもらう必要があります。そしてどんなゲームを作ってほしいかを伝えることができなければ、プログラマーもデザイナーもゲームを作ることはできません。伝えるためにもゲームの知識経験、論理的思考力は大切なのですが、それを材料に伝えること、そのコミュニケーション能力自体も大切になります。

聞いた話の中では、元No.1ホストと一緒に仕事した時は仕事がしやすかったと言っていました。また、ゲームプランナーにはキャバ嬢のような人がいいという話も聞くことがあります。コミュニケーションは伝えることももちろんですが、相手から話を聞くことやチーム内のバランスをとることも含まれます。相手に納得してもらいつつ、自分の意図を理解してもらって仕事してもらうことに長けているとも言えます。

shutterstock_325169639-1-850x507プランナーは一番形がない仕事

プログラマー、デザイナーと比べた時のプランナーの特徴は、特徴がないこと、つかみづらいことです。あえて言うのであれば、ゲーム開発に必要なプログミングとデザイン制作以外の全てと言ってもいいかもしれません。だからこそプランナーは自分が今どういう仕事をすればいいのかから考える必要があります。その意味では一番大変な仕事と言ってもいいかもしれません。ゲーム業界で鬱になるのはプランナーが多いとも聞きます。

しかし逆に言えば一番自由度が高くゲームを面白くできるかどうかと決めることができるとも言えます。そしてそのためにも、ゲームの知識経験、論理的思考力、コミュニケーション能力が必要になります。ぜひ参考にしていただいて面白いゲームを作り上げていただければと幸いです。

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