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2015.12.15 ゲーム 転職 デザイナー プログラマー スキルアップの本当の意味とは?

ゲーム 転職 デザイナー プログラマー スキルアップの本当に意味とは? ゲーム業界で仕事する方、している方には常に一つのリスクがあることをお伝えしておきたいです。それはゲーム開発の技術はすぐに陳腐化し、そのクリエイター自身が必要となくなるリスクがあるということです。

チャンピオンロードランナーはウチの代表が最初にファミコンと一緒に買ってもらったソフトで6歳には難しすぎた思い出が(笑)

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日本では、1973年にセガとタイトーがそれぞれ日本初のコンピューターゲームが発売され、1978年にはタイトーから「スペースインベーダー」が発売され日本初のアーケード機となり、1983年に任天堂がファミリーコンピュータ(ファミコン)を発売、1889年ゲームボーイ、1994年ソニーからPlayStation(プレステ)、2007年グリーから『釣り★スタ』がリリースされ携帯電話向けのソーシャルゲーム流行のきっかけとなり、GREE、mobageの2大プラットフォームが台頭、2012年ガンホーから『パズル&ドラゴンズ』(パズドラ)登場。と、ゲームの世界の移り変わりは非常に速いです。その中で必要とされる技術も刻一刻と変化していきます。

インベーダーゲームを知る世代は少なくなりましたね

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例えば、プログラマーの場合は、最初期にはアセンブラで開発を行い、スーパーファミコン(スーファミ)が出てからはC++が使われるようになり、ガラケーでは、JAVAでブラウザゲームを開発し、iOS、Androidなら、Unityを使う。コンシューマーもハイエンドなPS4やX box Oneでは、Unreal Engine 4や各メーカー独自のゲームエンジンが使われています。

グラフィックもファミコン時代のドットから2Dグラフィックへと進化、プレイステーション以降はポリゴン技術の発達により3Dが主流になったかと思いきや、ガラケーでイラストの需要が爆発的に増大。スマホのゲームになってくると、イラストだけのいわゆるポチポチゲーはほとんど影を潜め、スマートフォンでローポリ3Dや簡単な2Dアニメーションが求められるようなっています。

昔は良かったねえ、といっても戻らない

昔は良かったねえ、といっても戻らない

今、30代後半、40代の方でも、持っている技術が一昔前のものでなかなか内定が出ないというのは決して少ない話ではありません。正社員で雇用してくれる会社はなく、派遣で残り少なくなった仕事をしながら、いつ本当に仕事がなくなってしまうのかと考えながら暮らす生活を望む人は少ないでしょう。だからこそ20代から30代前半にかけてどういう風に働くかが大切になります。「今満足いく暮らし」を続けていたとしても30代以降にそれを続けられる保証は何もありません。

ラクジョブで企業の社長や採用担当者に話を聞いても、主に採用したい層は20代から30代前半までは約8割を占めています。残りの2割も確かに30代後半以降でも構わないけれども、専門特化した技術かディレクション、渉外業務、新人教育などの経験を求められることがほとんどです。そしてこれらは、「面倒くさいから今のままでいいや」を続けていたら、決して身につくことはない能力です。将来を見据えた上で今必要なことを選択的に仕事にできる人にのみ身につきます。

専門的なスキルに関して、例えば今よく聞くレベルでいうと、

プログラマーで言えば、ハイエンド機の開発経験、デザイナーとの調整も行えるテクニカルアーティスト、開発工数を削減して、開発効率を上げるためのツール、エンジン開発、開発支援業務。

デザイナーに関して言うと、Shuriken、BISHAMON、SpriteStudio、Spineなどの専門ツール、UI制作やコンセプトアートなどのゲームに深く関わるような部分についてのデザインの経験が求められます。

Unity ロゴ

一言で言うなら、Unityやイラスト制作しかできない人はいずれゲーム業界が必要としなくなるということです。今、Unityを使ってゲームを開発している人やイラストレーターとして仕事をしている人には実感しにくい、あるいは考えたくもない事態かもしれませんが、いずれそうなります。Unityでの開発はツールの有能性もあって、誰でも簡単にできます。イラストも絵心は必要ですが、基本的にはそれだけです。しかし、逆に「簡単にできる」からこそその技術はすぐに陳腐化してしまうし、その後活かしようがないのです。

採用現場の声としても、最近では、「Unityが使えるだけでなく、C++もわかって汎用的にゲーム開発ができる人」や「イラストだけではなくて、UIデザインやクオリティ管理ができる人」というように+αを求める声が増えています。今はまだそこまでできる人が少ないので、企業側も必須の条件にはせず、できる人がいれば歓迎、ぐらいの温度感ですが、仕事を経験する中でできる人の母体数増えていけば、それらが必須の条件になる日も遠くないでしょうか。

その時あなたはどうしますか?今できるスキルで必要としてくれる会社を探しますか?でもその会社はいつまで今のあなたを必要としてくれますか?いつまでそれを繰り返しますか?それを繰り返しているうちにあっという間に30代後半です。その時必要とされなくなったツールしか使えないのであれば、ゲーム業界はもうあなたを必要としてくれません。

転職は回数が多いと年収が下がる?!

転職は回数が多いと年収が下がる?!

転職は繰り返せば繰り返すほど、年収が下がります。転職回数1回の人の平均年収は455万円、0回の人は449万円、以降は回数は増えるごとに金額も下がっていきます(2009年5月@type調べ)。

漫画としても面白いのでオススメです

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また、東大受験をテーマにした漫画「ドラゴン桜」で有名な三田紀房さんの作品「エンゼルバンク」では、「転職するなら大学出てから10年まで。それも1回まで。」と言われています。転職はリセットではないのだから、今の会社で極限まで市場価値を高めることが重要です。今よりも良い環境、良い年収で働けるほど自分の価値を高めて初めて転職という選択肢は有効です。転職を考えるのであれば、今の会社に不満があるからではなく、満足できなくなったからにしてください。仕事に物足りなくなったからと言えるようになってからにしてください。仕事が大変なうちはまだその会社でできることは残っています。それをしっかり解消してから次を探してください。そうすれば今よりもいい会社が今よりも責任ある立場と良い条件で迎え入れてくれます。是非後悔のない転職を実現させてください。

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