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2016.03.04 安倍首相が決めた「生産性成長率2倍」 アニメゲーム漫画工場からアニメゲーム漫画研究所へ

ビ・ハイアではアニメゲーム漫画業界の発展のために、アニメゲーム漫画業界専門の求人サイト「ラクジョブ」やアニメゲーム漫画業界専門の案件紹介、ビジネスマッチング「ラクビジ」など、業界に特化したサービスを提供していますが、端的に言って、アニメゲーム漫画業界は苦労貧乏が多いです。しかし、2020年までに苦労貧乏を続けるアニメゲーム漫画業界、業界に属する企業、クリエイターは淘汰されるかもしれません。

nikkei「サービス生産性、伸び2倍 20年政府目標、GDP底上げ IT投資補助、規制緩和も」

3月4日の日経新聞の一面には、上記の見出しの記事がありました。これは安倍首相が4日夕方にサービス賞の生産性成長率を2倍にするとの表明をする方針だという内容です。日本の製造業の労働生産性は1970年から約3倍に成長したにもかかわらず、サービス業の労働生産性は約25%しか成長していません。その差は約12倍です。いわば、サービス業の労働生産性の成長鈍化が日本のGDPを下げている要因となっています。

shutterstock_301322477アニメゲーム漫画もサービス業

さて、「サービス業」と聞くと、なんだかアニメゲーム漫画は関係ないように思われる方もいるかもしれません。「アニメゲーム漫画は手を動かし、クリエイティブを発揮し、作品を生み出す仕事であって、サービスしているわけではない」と思っている人もいるでしょう。しかし、日本標準産業分類によれば、アニメゲーム漫画は個人向けの娯楽提供に分類されます。考えてみれば、当然ですが、アニメゲーム漫画は個人が楽しむ娯楽として購買されています。つまり、アニメゲーム漫画業界の労働生産性成長率2倍も当然国から要請されていることになります。

shutterstock_185102012 (1)アニメゲーム漫画は絶滅危惧種

そこで冒頭の話ですが、アニメゲーム漫画業界には、苦労貧乏な方々が多いです。昨年も一般社団法人日本アニメーター・演出協会(JAniCA)の「アニメーション制作者実態調査 報告書2015」による発表が話題になりました(20代アニメーターの平均年収は110万円、30代アニメーターの平均年収は213万円)。アニメ業界にいる方からすると、それは当然であり、アニメが好きな人だけに務まる仕事だからしょうがないという意見が大半でした。事実彼らは大変そうではありますが、それが嫌で嫌でたまらないという訳ではありません。

しかし、これからの世界では、その考え方は通用しなくなります。日本の問題は、国際社会で生き残ることであり、GDPを上げることであり、そのためにサービス業の労働力生産性を向上させることにあります。いくらアニメゲーム漫画が「私たちはこれでも問題ない」と言ったところで、業界の問題は日本の国際社会への立ち位置の問題と直接リンクしています。もしこれからの日本の変化に対応できないのであれば、アニメゲーム漫画は恐竜同様絶滅するしかないかもしれません。

shutterstock_297272744アニメゲーム漫画工場からアニメゲーム漫画研究所へ

もちろん、アニメゲーム漫画の中にも、今の状況に危機感を感じている人はいます。先日お伺いしたとあるアニメCG制作会社の社長からは「工場から研究所へ」という話を聞きました。今のアニメ制作は型が決まっています。それをいかに効率的な手順で消化できるがクリエイターとしても評価基準です。いわば、工場でいかに早く手を動かせるかどうかです。しかし、その工場で働いている限り、その工場の方法から抜け出すことはできません。それでは、労働生産性の向上も頭打ちになってしまいます。

そうではなくて、A→Bの手法を確立できたのであれば、A→Bを自動化するための研究にこそ労働生産性向上の可能性があります。A→Bを何度繰り返したところで、その過程のスピードが向上するだけで、そこに確信はありません。それが日本とアメリカの圧倒的な違いです。アメリカはGoogleを作り、Amazonを作り、Facebookを作り、Appleを作りました。それによってそれまで手作業だった作業がいくつもシステムの中に取り込まれ、自動化されています。日本に足りないのはその発想と挑戦です。

behigherそして、この発想と挑戦はアニメゲーム漫画業界においても急務です。今すぐ業界全体で取り組むべき問題です。そこでビ・ハイアではアニメゲーム漫画業界の発展のためにアニメゲーム漫画業界の経営者のみを集めた無料の交流会を開催しています。この交流会は無料で開催していますが、その分参加する方々には、その交流会という場で価値をアニメゲーム漫画業界のための価値を生み出してほしいと考えています。「何」をすればいいかはわかりません。しかし、「何か」をする必要が今すぐあります。無料と聞くと気軽なイメージを持つかもしれませんが、むしろアニメゲーム漫画業界の切迫した状況を考えればそれくらいは当たり前ではないでしょうか。次回開催は3月9日です。以下のページでは交流会についての説明もしていますので、合わせてご覧になってみてください。

ご参加はこちらから

完全無料 アニメゲーム漫画経営者交流会は2016年3月9日表参道で開催!

【過去参加企業例】
アニメ:サンライズ、プロダクションI.G、ユーフォーテーブル、ライデンフィルム、トムス・フォト、エイベックス・エンターテインメント
ゲーム:スクウェア・エニックス、ガンホー、DeNA、ウォーゲーミングジャパン、サイバード、DMM.com、Toydea、グラニ
マンガ:KADOKAWA、講談社、マッグガーデン、宙出版、DML
その他:アドウェイズ、ヒーローズ、大都技研、アニメイト
などの企業の役員・プロデューサーの方々にお越しいただいております。

ご参加希望の方は下記のフォームよりご入力ください。業界発展につながるよう、多くの皆様のご参加をお待ちしております☆★

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