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2016.01.11 アニメーター 制作進行募集 正社員採用だから離職率も低い、選考が厳しいのは真剣に採用したい気持ちの裏返しです

今回は株式会社BLADEのアニメーター(動画マン)と制作進行募集を特集したいと思います。

56223aecc330e9912株式会社BLADE
制作進行募集
https://raku-job.jp/index.php?op=offer_detail&id=56223af0490553878
アニメーター(動画マン)募集
https://raku-job.jp/index.php?op=offer_detail&id=56222ff7e3ca66768

株式会社BLADEは2011年にアニメ制作事業が立ち上がったばかりの若い制作会社です。大手のアニメ制作会社だと環境がひどかったり、昔からの慣習に従って仕事しなければいけなかったり、凝り固まった環境の中でひたすらに仕事させられたりもします。現在BLADEさんで採用の担当をされている方も過去には大手のアニメ制作会社に勤めていたそうですが、その時は3年経つと3年後には全員辞めて全員新しい人になっていたそうです。ハードな制作環境で有名なアニメ業界ですが、その中でも比較的働きやすくて離職率の低い会社とがむしゃらな環境で離職率が高い会社もあります。ちなみにBLADEさんは、アニメ事業部設立以来、制作進行の退職は1名のみということなので、業界内ではかなり離職率の低い会社です。

shutterstock_297323315人を使い捨てる採用はしません

その理由の一つは、採用の段階でちゃんと続けられそうな人かどうかを見極めているからです。アニメ業界はハードな上に給料も安い、言わずと知れたブラック業界です。アニメ会社の中には、働いてくれるならだれでもいいという会社もあります。まさに猫の手を借りたい状態ですが、そのような会社は従業員の教育にも手が回っていないことがほとんどです。「いつ辞めてもらっても構わないから」という態度で接します。当然離職率も高くなりますし、どんどん人が入れ替わりますし、会社としてもそれが普通だと思ってしまっています。

しかし、労働者の立場からすると、すぐに辞めるつもりでアニメ会社に就職することはないと思いますし、短い期間での退職はそれだけで不安材料になってしまい、次の会社への就職が大変になってしまいます。そして皮肉なことにその傾向は環境の良い会社ほど強くなってしまうので、何度も転職を繰り返している人は人がよく辞めるような会社しか採用してくれなくなり、また辞めて、また転職して、ということを繰り返してしまいます。そうならないためにも、ただでさえ離職率が高いアニメ業界だからこそ最初の会社選びが肝心です。

shutterstock_286182344どんなリスクがあるかわかっていますか?

また、今回制作進行に関しては正社員での募集になります。アニメ業界の場合、大体の採用は業務委託であり、雇用という形にはなりません。それを承知の上で業務委託として契約するのは自由ですが、とにかくアニメ業界で働きたいからという理由で業務委託契約で働き始めてしまうと後になって業務委託ってどういうことなんだろうとなって後悔しないようにしてください。

もし業務委託での契約を提示された場合は即答せずに業務委託とは何なのか、それがアニメ業界で働く上でどういうことになるのかしっかり知ったうえで契約することをお勧めします。そして、アニメ業界だと、正社員の募集は圧倒的に少ないです。できるだけ辞められても角が立たないように最初から業務委託契約にすることが多いです。

ざっくり言って業務委託の方がリスクや責任が高い分リターンや報酬も高くなる可能性が高くなります。しかし、アニメ業界の場合はそのような一般的な業務委託契約の意味合いからは外れて、辞めさせやすいように、角が立たないように、という目的で業務宅契約が用いられます。つまり、リスクや責任は多いのに、リターンや報酬が少ないという状態になってしまうことが多いです。アニメ業界で働こうとするのであれば、このあたりの知識は最低限押さえておいてください。

shutterstock_303351254採用された人が後悔しないように

さて、BLADEさんの場合、正社員での制作進行募集です。その分採用も厳しいです。選考通過して内定までたどりつく人は1%ぐらいしかいません。では、どういう人を採用したがっているのか。直接採用担当者に話を聞いたところ、「アニメを作ることに興味がある人」という回答をいただきました。どういうことかというと、アニメ業界を志望する人はその99%がアニメが好きな人です。アニメが好きでもないのにわざわざハードで給料も安いアニメ業界を志望する人はまずいません。実際、履歴書の自己PRにも「アニメが好きだからアニメを仕事にしたいです」というような内容をよく目にします。もちろんアニメが好きなことは悪いことではないですし、アニメが好きでない人が働ける業界でもないですが、アニメが好きなこととアニメ業界で働きたいというきもちを直接リンクさせてしまうのは非常に危険です。なぜならアニメ業界で働くということはアニメを作ることであり、アニメを見ることとは本質的に別物だからです。

また、最近は「SHIROBAKO」を見てアニメ業界で働きたいと思いました、という人も見かけますがそれも非常に危険です。実際の仕事現場では、あんなドラマチックな展開はありません。アニメ業界で働くことは、アニメを見て楽しむこととも、SHIROBAKOのように笑いあり涙ありの仕事をすることでもなく、アニメを作ることです。

shutterstock_105432542まずは現実に向き合いましょう

当たり前のことですが、この部分を勘違いしているとあとあと公開することになります。採用するアニメ会社としては、あなたはアニメが作りたいのだから、アニメ制作のことも、実際の現場がどれくらい大変なのかも真剣に調べてるでしょ、という考えですが、実際に応募してくる人は、「アニメが好きだから」しか出てこない人が大半です。そうなってしまうと採用のしようががなくなってしまいます。

本当にアニメが好きならば、まずアニメ業界で働くというのがどういうことなのかしっかり調べてください。「大好きなアニメを仕事にできる」という都合のいい部分しか見ていない人は採用されません。アニメの仕事の大変さは見たくないものかもしれませんが、皮肉なことにアニメ会社に採用される人はその大変さにしっかり向き合った人だけです。それは、BLADEさんでも変わりありません。

まずはアニメを作るということ、自分がその現場に立たされるということに向き合うことから始めてください。その上で応募して、採用される人は一人でも多くなるようにラクジョブも応援していきます。

imresize株式会社BLADE
制作進行募集
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アニメーター(動画マン)募集
https://raku-job.jp/index.php?op=offer_detail&id=56222ff7e3ca66768

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