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2015.12.27 漫画編集者 求人 クラウドソーシングで漫画制作 スタートアップのフーモアが手がけるゲームコミカライズ事業とは?

hu-moa◎株式会社フーモア 漫画編集募集
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12月16日、株式会社フーモアがデジタルガレージ傘下のDGインキュベーションおよびDK Gate(講談社との合弁。今回が初の投資となる)、アドウェイズから合計約2億円資金調達に成功しました。ゲーム向けのイラストや3DCGを制作してきたフーモアがなぜ新規漫画制作事業を立ち上げたのか。どうして2億円の出資を得るまでに注目を浴びているのかにスポットを当てていきます。

フーモアは2011年、今から4年前に設立された会社です。2011年はまさにソーシャルゲーム市場が伸びに伸びた年でした。2010年の市場規模1036億円から2794億円に約2.7倍の成長を遂げ、各ゲーム会社が一斉にソーシャルゲーム市場に目を向けました。その流れの中で、グラフィック素材、特にイラストの大量制作が必要になり、ゲームイラスト制作専門の会社が立ち上げられるまでになりました。2015年現在、イラスト制作の市場もある程度整備されています。4年で従業員数50名にまで拡大したフーモアはその中でもイラスト制作ニーズの波に乗れた事情の一つです。

hu-moa1フーモアはイラスト制作のみならず、3DCG、2Dアニメーション、音楽制作など多角的にゲームクリエイティブに関連する事業を行っていますが、そんなフーモアが新規にスタートした事業が漫画制作事業です。イラスト制作、3DCG、2Dアニメーション、音楽制作などは他社でも取り組んでいる会社は多くありますが、フーモアの始めた漫画制作には、他社にはない特徴があります。それが「漫画を用いてスマホゲームの広告をする」というコンセプトです。漫画広告だけであれば、昔からあった手法です。雑誌で化粧品などの効果が漫画でわかりやすく紹介されていたり、お子さんがいる方であれば、ベネッセや学研から漫画広告付きのDMが来たりするのを見たことがある方は多いかと思います。しかし、その漫画広告をスマホゲームに特化して取り入れたのは、フーモアが日本初でした。スマホゲームを原作に漫画を作成することには、広告からの新規登録だけでなく、既存ユーザーのリテンション、チュートリアルや世界観の説明、キャラの掘り下げ、アニメ化に向けての原作づくりなど商材との相性が非常に良いという特徴もあります。

hu-moa2さらに、実際の制作にも、イラスト制作事業で培われたノウハウが活かされています。ゲームのコミカライズは何も今に始まったものではありません。古いものでは、「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」が少年ジャンプで8年間連載され、全37巻、TVアニメ化、劇場アニメ化もされ大ヒットにつながりました。しかし、ゲームのコミカライズが大ヒットにつながる例は多くありません。従来のゲームコミカライズはゲームとのシナジーを発揮しつつも漫画であることに重きを置いていました。しかし、フーモアの漫画制作はゲームがあることにまず重きを置き、ゲームに合わせたスピード感を重視した制作を行っています。具体的には、通常の漫画制作のように、一人の漫画家が一つの漫画を担当するのではなく、企画、プロット、ネーム、下書き、ペン入れ、仕上げをクラウド分業型で制作します。これには、イラスト制作で培われた社内外のネットワークとノウハウが活用されており、従来の出版業界での制作スキームでは真似できません。また、ゲームプレイヤーにとっても、イラストレーターが描く絵は馴染みがあり、イラストレーターもゲームプレイヤーがどういう絵を好みのかについて理解があり、作品の質もプレイヤーが満足できるクオリティが提供されています。

hu-moa3そして、このクラウド分業型の漫画制作で一番要となるのが、編集のポジションです。従来であれば、主役は漫画家、編集はそのサポートでしたが、原作のゲームがあり、そのゲームのパブリッシャーがクライアントになると、編集はクライアントとの打ち合わせを重ね、企画を通して、漫画家にそれに沿った漫画を描いてもらうように指示する立場になります。イラスト制作でいえば、ディレクターがこれに近い立場になります。これまでも、
・株式会社アカツキ「サウザンドメモリーズ」
・株式会社エウレカ「Couples」「pairs」
・株式会社カヤック「ぼくらの甲子園!ポケット」
・King「キャンディークラッシュソーダ」
・Qikuyx「戦艦帝国」
などのゲームコミカライズを担当し、好評価を受け、リピートでの制作をお願いされています。その評価もクライアントと直接やりとりする編集の技量があってこそでした。そして、出資も受けたフーモアでは、この新規事業で力を発揮していただける漫画編集の募集を行っています。先ほどの述べたように立場としてはディレクターに似ており、そちらからの転向も図っていますが、漫画という制作物の編集に長けている方も事業成長の要として必要とされています。また、フーモア代表の芝辻さんが元漫画家ということもあり、漫画制作事業は今後会社全体を引っ張っていく主力事業への成長も期待されています。漫画編集の仕事をしているけれども、もっと勢いのある会社で漫画制作に前のめりになって仕事したいという方には、またとないタイミングです。ぜひ興味のある方は、フーモアの漫画編集の求人をご覧になってください。

◎株式会社フーモア
漫画編集募集
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