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2017.01.25 アニメ 中国資本の新たな投入先はアニメーター!?

年間400タイトル近くのアニメが放送されるようになったアニメ業界ですが、昨年11月にSNSを通じて配信されたアニメ業界の労働実態が「ブラックすぎる」と大きな話題になりました。その一方で、中国資本によるアニメ会社に日本にできて1年、定期的にアニメも放送されようになりました。今後のアニメ業界はどうなって行くのかについて書いております。

ブラックすぎると話題になってしまった今のアニメ業界

年収100万円未満…アニメ制作現場、超絶ブラックで崩壊の危機か…離職率9割、人材使い捨て常態化
http://biz-journal.jp/2017/01/post_17614.html

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引用始め
同社に勤務しているという人物がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で、弁当代、寮費、バスの定期代などを控除後の支払額がわずか1477円の報酬支払明細書の画像を公開。さらに、「動画担当」から「原画担当」にステップアップできないまま3年目を迎えると、「机代」として月当たり6000円を徴収されていることを明かしたのだ。また、この人物が公開した給与のうち、もっとも高額だったのは平成28年10月支払分の6万7569円だった。
引用終わり

日本のアニメ業界は完全出来高制を取っている会社が多いため、これくらいの給与になってしまうということはあり得る話になります。一方で、しっかりと技術を習得できれば、単純に作業効率が上がったり、腕を見込まれれば原画や作画監督へとステップアップしたり、プロジェクトごとに抱えたい人に対しては拘束量が払われたりするので、年収数百万にも登るアニメーターもいるのも事実です。現状、上手い人には仕事が集中したり、予算が集中したりする傾向があります。しかしながら果たしてそれでいいのでしょうか。新人教育にもっと重きを置かないと今後のアニメ業界はそれこそ危機的状況になって行くのではないでしょうか。そこで一月になるのが中国の動きです。

Usd_1380中国からのアニメ制作のアプローチ

昨年は、各アニメ制作会社に中国からのアニメ制作の依頼が多数寄せられていたということがありました。豊富な資金力により、今の相場の2倍や3倍は当たり前の額が定時されるケースもあったとのことでした。しかしながら放送予定時期までの期間や制作期間の短さ、またすでに仕事がいっぱいの元請け会社が大半ということもあり、仕事につながるということはほとんどありませんでした。仕事につながったとしても、ビジネスに対する認識の違いによってトラブルにつながるケースも度々あったりしました。

fotolia_87556058_subscription_monthly_m-1-1-330x220日本のアニメ会社のほとんどは契約書を作成する習慣が薄く、口約束でのやりとりで仕事が成り立っていたりします。しかしながら中国とのやりとりの場合、そのような口約束は通用しないため、アニメを納品したとしても求めているものと違ったということで報酬が支払われないというケースも起こったりしていました。多くのアニメ制作会社はそこまで体力がある会社は少ないのでそのようなことになれば一気に経営が傾いてしまいます。そのようなリスクがあるために多くのアニメ会社は中国との取引に消極的になっていました。またそれは製作委員会でも言えることで、いくら多額の出資をしたいとしても、日本のコンテンツにもかかわらず、権利のほとんどを持っていかれてしまうので、中国からの出資を避けていたということも見られました。

アニメの発注のみならずリソースも

昨年末から今年に入って、中国からのアニメ制作の問い合わせが減ったというアニメ会社さんが多くなってきております。しかし一方で、中国では、豊富な資金を元にリソースの確保にも動いているという記事がありました。

中国のアニメ企業が、日本のアニメーターをどんどん引き抜いてる
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20161231/Searchina_20161231025.html

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引用始め
記事は、「現在、金銭と能力のある多くの中国ACG企業が、日本で会社を設立し、日本のアニメ制作に直接関与し始めている」と説明。また、良いアニメ制作人材を集めるために、中国企業が日本企業より高い待遇を提示していると伝えた。その一例として、2015年10月に上海のアニメ企業が日本で設立した絵梦(えもん)株式会社について紹介、同社の李豪凌CEOが「スタッフに良い作業環境を与えるために、人件費で多くの投資をしている」と語ったとしている。
引用終わり

shutterstock_225058933-330x233ここで登場している絵夢は、2013年に中国企業の資本で設立した日本のアニメスタジオになります。テンセントのコンテンツをアニメ化し、日本で放送するとともに、中国の動画サイトでも配信を行なっています。昨年は、HAOLINERS(ハオライナーズ)というアニメブランドで枠抑えてアニメを放送していました。内容が完全に中国向けということもあり最初はかなり驚きました。

今、日本のアニメ会社よりも高待遇でアニメーターを集めていますが、ある一定数のアニメーターは日本のコンテンツを作りたいとして残ることでしょう。ただ本当に怖いのは、新人が育たないことにあります。新人が育っていかない日本の制作現場に対して、高待遇で、新人教育の余力があれば中国資本のアニメ会社は、将来的に影響は大きくなって行くことは間違いないでしょう。

shutterstock_128197724製作側もそろそろ認識を変える時期に来たか

日本のアニメの市場規模は1兆1853億円とかなり潤っている市場になります。しかしその大半が、グッズやライブなどのアニメ制作とは別の部分であり、それが現場まで資金が入っていない要因となっています。しかし今後、中国資本のアニメ会社の進出、また日本のアニメ会社が中国との取引に慣れてくるということもあります。以前、パチンコパチスロ業界が参入して来た時もいろいろトラブルはありましたが、今では、お互いの理解が深まり、ごく自然に仕事が行えるようになっています。この現象が中国との取引でも起こってしまった場合、今の予算感では中国のお仕事を優先するアニメ会社が今後増えてくるのは間違いないでしょう。そのため、アニメの製作側は今後、中国の動向を見つつ、制作会社自体が育って行くような取り組みをして行く段階に来たのはないでしょうか。

toiawasenew

この記事を書いた人

榊原大貴

榊原 大貴 » 詳細プロフィール

ラクジョブ運営スタッフナンバーワンのラブライバーであり、ラブライバーであり、ラブライバーであり・・・とにかくラブライブ業界の発展・・・じゃなかった、アニメゲームマンガ業界の発展のために熱く生きる。日本大学大学院の理系で修士でありながら器械体操部という理系&体育会系!そしてラブライブ!彼のフォローは細かく丁寧と評判。

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榊原大貴

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