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2016.01.20 ソーシャルゲーム業界への新規参入リスク 儲かりそうなものは儲からない。誰もやりたがらない「大変なこと」にビジネスチャンスがある

gunho第2のガンホーを目指すIT企業へ

近頃、ゲーム業界が好調だと聞き、自社でゲームを作りたいという会社の相談を多く受けます。確かにソーシャルゲーム、ゲームアプリの登場で、グリー、DeNA、ガンホー、ミクシィ、コロプラなど、それまでのコンシューマーゲームメーカー以外の企業が台頭し、上場した会社もあります。ゲームの開発費は基本的に人件費です。

ゲームが1本当たれば、コストを上げることなく、高い利益率、生産性を叩き出すことが可能です。だからこそ、多くの会社が自社ゲーム開発に乗り出すことはわかりますが、その分のリスクもしっかりと把握しておく必要があります。

shutterstock_180412940高騰するゲームアプリ開発費

ゲームアプリの開発費は年々高騰しています。スマホのデバイスも進化し、どんどんゲームもグラフィックも進化しています。もちろんそれに伴って開発チームも大規模化し、開発期間も長期化します。

現在ゲームアプリの開発費はアベレージで1億円を超えていると言われています。さらにメーカーが仕掛けるビッグタイトルでは、数億円という話も聞きます。今後は10億円以上の予算が使われることも想像に難くないでしょう。

さらにゲームアプリでは、認知獲得がとても重要です。そのためにTVCMを数億円かけて大々的に打ちます。今では、開発費と宣伝広告費が半々というケースも少なくありません。ベンチャーIT企業がちょっと手を出してみよう程度の気持ちだと歯が立たないことはわかるかと思います。

shutterstock_146523950中途半端に足を突っ込んでも何も得られません

また、そこまで開発費をかけなくてもまずはカジュアルに数百万円ぐらいの予算で作ってみようとチャレンジする会社もあります。しかし、開発しているうちにあれも実装したい、売れるためにはこれも必要だろうと盛り込みすぎて開発費が1000万円オーバー。いざリリースしても全くダウンロードに繋がらず全然売上に繋がらない。売上を伸ばすために広告を打ってもその分の回収もできない。結果、総売り上げ10万円、という話も聞きます。

リリース後の情報をもとに改善してゲームを作ろうにもデータ量が少なく過ぎて参考にならない、次への希望が持てない、これ以上続けても意味ないのでゲーム事業から撤退しますという結末を迎えることも少なくありません。なまじ大きな会社だとゲーム開発のためだけに人を雇ってしまっており、その人を辞めさせなければならないなど、トラブルにも派生します。生半可なゲームで勝負しようとするとやはり全く勝負になりません。

カジュアルゲーム開発をやるのであれば、カジュアルゲームに振り切る必要があります。知り合いの会社では、1チームを企画兼プログラマー1名とデザイナー1名の計2名で構成し、1か月で開発するというスケジュールで大量にカジュアルゲームばかりをリリースしています。大抵のゲームはダウンロードが伸びずに回収できませんが、たまにバズるゲームがあり、それが100万ダウンロードを超えたりすると、他も合わせて回収できるのだそうです。カジュアルゲームだから楽に作れる、楽に儲けられるということはありません。むしろその逆で、カジュアルゲームで稼ぐためには相当な覚悟が必要です。

61IskKUfKPL大変なところにこそビジネスチャンスが眠っている

カドカワ株式会社代表取締役社長、株式会社ドワンゴ代表取締役会長の川上量生さんの「ニコニコ哲学」という本の中で、川上さんは次のように書いています。

大変なことにチャレンジするのがいいですよ。簡単なことばかりやろうとするのがIT企業でしょ?(笑)それがダメなんですよね。まあこれまではしょうがないところもありました。もともとIT業界っていうのは、資本も人もないところで、するっとうまくやろうとして集まった人ばかりだから。…それは初期段階としてはよかったんですけど、IT業界も成熟してきて、うまいことやるのは難しくなったんです。そうすると、むしろ誰もやらない大変なことに、ビジネスチャンスがある可能性が高くなった。大変なことって徒労に終わることもよくあります。徒労に終わらないような大変なことを探す。これが、多分IT業界の次のステージの課題だと思います。それで、コンテンツを作るというのもその中に入る。だってニコニコ長会議とか運営するの、ものすごい大変ですから。

そして、この話でいうと、もはやゲームアプリ開発は誰もがやっている大変なことになってしまっています。もちろんゲーム業界の発展を応援するビ・ハイアでは、もしゲーム業界に新規参入したいという会社があるのであれば、そのお手伝いも喜んでさせていただきますが、ビ・ハイアとしても中途半端な会社から搾取したいわけではありませんし、本気でゲーム業界で勝負したいという会社を応援したいと思っています。もし興味がある方はビ・ハイア株式会社までお問い合わせください。

ちなみにビ・ハイアでは、現在フルスクラッチの文字コンテンツを大量に投下するSEO(大変で誰もやっていないこと)を新サービスとして展開しています。もし興味があれば、こちらの方も合わせてご覧ください。

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