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2016.01.20 中小企業とっての悩みの種「早期離職」をどう防ぐ? アニメゲーム漫画開発会社向けインターンの効果的な使い方

アニメゲーム漫画業界のみなさん、こんにちは。ビ・ハイアの床井です。記事を読んで頂き有り難うございます。

中小企業にとって人材の早期離職は大きな問題

採用は非常に難しい問題です。特に中小企業にとっては。大手企業であれば、企業の知名度もあれば、採用にかける予算枠も大きく作ることが出来ます。沢山きた応募者をESや学歴やグループ面接でふるいにかければ、歩留まり計算で一定人数の優秀な人材を確保することが出来ます。

しかし中小企業で人数がそこまで多くない企業だと、一人の新卒を採用する費用と、その人材が定着することで会社に還元される価値との間で激しい葛藤が起こる事になります。

求人広告は高く付くし、来た人材が定着するかわからないし・・・。特に若年層では、「中卒だと7割が、高卒だと5割が、大卒だと3割が3年以内に辞める」と言われているくらい、早期離職が問題になっています。

若者はどうして3年で辞めるのか?

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そもそも人材が辞めてしまう理由とは何なのでしょうか。厚生労働省の調査を参照してみましょう(左図参照)。退職理由を見ると、特に多い理由として「労働条件が良くなかった」「給料が少ない」「人間関係」「個性を生かせない」「仕事に興味が持てない」などが上がっています。これらの理由は、自分が希望していた水準と職場の現実が違った、ということに要約されます。

所で、最近「社畜」という言葉が流行っていますよね。これは「その会社にいることで明らかに損をするのに、会社の言いなりになってその場を動くことが出来ない」状態を指す言葉です。つまり会社は自分の自由を制限する場所であり、その言いなりになるのは悪いことだ、という事です。こうした言葉が流行する背景には、「自分が会社に期待する条件が会社になければ、そこに留まる事は自分の損である、という主張が隠されていると思います。

しかし、よくよく考えればこの言い分は理屈として間違っています。なぜなら、「雇用」というものは基本的には会社の命令に従う事を合意する契約であるからです。

会社に働くこと自体が言うなれば「社畜」なのであり、会社の命令には従うものだ、という前提を受け入れられないと会社のどこかに対して必ず不満が生じてくるでしょう。つまり若者の離職率が高いという問題の本質は、そもそも「会社で働くということ」に慣れていないと言う事にあるのではないでしょうか。

Fotolia_61322928_Subscription_Monthly_M「インターン」というバッファーを作ってはどうか

こんな問題を解決する上で、中小企業の採用担当者さんにお奨めしたい事があります。それはインターンです。良く大手企業で一日や二日のインターンが企画されていることがありますが、それとは異なり比較的長に渡るインターンをお奨めしたいです。

インターンを通じて半年も会社に出入りすれば、働くとはどういうことなのかわかりますし、その会社の内情も自然とよくわかります。人数の少ない中小企業にとっては手間や負担になる、とそう思うかもしれませんが、実はインターンを経験してから入った新卒の方が離職率は低くなりやすいのです。

ビ・ハイアでも例年インターンを募集していますが、2009年から現在までで、全体の定着率は53,8%、インターン経験者の定着率は87,5%という結果が出ています。かくいう私もインターン経由でここに入社しましたが、確かにインターンを経験したことで、会社の中のことがわかり納得した上で働き出せたな、という実感があります。インターンの時と現在とで大きく印象が違うと言うことはありませんでした。仕事上のストレスがあることも予期していたので、働く事に免疫があります。

Fotolia_84855350_Subscription_Monthly_Mインターン募集の為にも情報発信は重要

離職率を下げるという意味でもインターンを経由した採用には効果があるのですが、インターン制を募集するためにはやはり日頃の情報発信が鍵になります。インターンをホームページ上でただ募集しただけでは、なかなか人は集まりません。目立たない中小企業のインターンまで学生はチェックしないからです。

インターンを集めるコツは、自社の情報を配信して、会社の雰囲気や社長の人柄なりを露出する事です。今いる社員は会社のどこかに魅力を感じているのでしょうから、会社の様子を外に出すだけでも、かならず引っかかる人はいるはずです。そうしてやってきたインターンはもともとあなたの会社にどこか魅力を感じてやってきているのですから社員候補になります。その中からリクルートしていった方がコストの節約にもなりますし、何より表面的な面接や履歴書ではわからない求職者の人となりも自然に分かります。

ビ・ハイアでは現在、こうした自社メディアを使う事による、特に中小企業にとって役に立つ求人の方法を提案しています。アニメゲーム漫画業界の中小ディべロッパー向けに、役に立つ情報の配信を多数行っておりますのでご覧下さい。また何か採用やメディア運用について分からない事があれば無料で相談に乗ります。以下のフォームよりお問い合わせ下さい。

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