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2015.12.13 ゲーム 求人転職 いい人を採用するための自社ホームページの作り方

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アニメ・ゲーム・マンガ・遊技機業界の求人を取り扱う職業柄、多くの会社のホームページを目にします。ホームページは本当に100社あれば100パターンあるといっても過言ではありません。一つとして全く同じページはないです。もちろんグループ企業のホームページはレイアウトが似ているというか、置き換えただけという場合もありますが、資本関係も何もない会社であればホームページの内容が一致すると言うことはまずありません。

無数にあるHP。埋もれてませんか?

無数にあるHP。埋もれてませんか?

求人サイトの運営を行っているとよく話を聞くのはやはりいい人を採用したいという話です。ゲームプログラマー(最近だとサーバーエンジニアやインフラエンジニアなども)、UIデザイナー、Mayaや3ds
Maxの3DCGデザイナー、モーションデザイナー、ゲームディレクターあたりが依頼の数が多いです。時点でゲームプランナー、アートディレクターといったところでしょうか。スマートフォンのゲーム開発が主体となったので、ネットワークに関連する技術者を募集する会社が増えたり、iOSもAndroidも同時に開発できると言うことでUnityやCocosが使えるゲームプログラマーの募集が目立ってきました。

各社どれぐらい求人をかけているのでしょうか?いくつかの方法で数字を出してみました。

まずは一番簡単なGoogleで「ゲーム プログラマー 求人」「ゲーム 3DCGデザイナー 求人」「ゲーム プランナー
求人」で調べてみましょう。結果はゲームプログラマーが約615,000件、3DCGデザイナーが約224,000件、プランナーが約488,000件でした。やはりゲームプログラマーは人気ですね!

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続いて各社求人媒体で調べてみましょう。ちょっと細かくなるので簡単にまとめていきますね。

〇イーキャリア
ゲーム関連職:312件 ゲームプログラマー:69件 3DCGデザイナー:77件 ゲームプランナー:73件

〇リクナビネクスト
ゲーム、マルチメディア関連:27件 ゲームプログラマー:13件 CGデザイナー:6件 ゲームプランナー:13件

〇Find Job! ※カテゴリにゲーム関連職がないので全てキーワード検索した結果を書いています
ゲーム:163件 ゲームプログラマー:18件 3DCGデザイナー:17件 ゲームプランナー:26件

〇マイナビ転職
ゲーム・アミューズメント:53件 ゲームプログラマー:18件 CGデザイナー:17件 ゲームプランナー:11件

〇ラクジョブ
ゲーム:1,591件 ゲームプログラマー:624件 3DCGデザイナー:172件 ゲームプランナー:505件

やはりどこでもゲームプログラマーが一番人気の職種ですね。良い人材がいればいつでも採用したいとよく聞くのはゲームに限った話ではないですが、プログラマーです。最近はネットワークが絡んだ開発が当たり前になっていますので、ネットワークに強い、データベースに強い上にクライアントのプログラムまでできる人がいたら、それこそ引く手あまたで仕事には困らないでしょう。

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ではこのデータを通して何を見たかったのかというと、それは一人のゲームプログラマーや3DCGデザイナーの採用を巡って数多くのライバルがいると言うことです。求人サイトの件数についてはあくまで今日(2015年12月12日)の話ですから、日によって数字が変わります。とはいえ、職業柄いろんな求人サイトを見ていますが、やはりゲームプログラマーの求人はいつも多く、そして一番採用しにくいという話を耳にします。

数多くの会社がこぞっていいゲームプログラマーを採用したい、3DCGデザイナーを採用したいと考えているわけです。そしてメーカーであれば自社のタイトルを前面に押し出して、このヒット作品に関わりませんか?という形で募集をかけることも出来るでしょう。そもそもメーカーは上場している企業も多く、社名を知られている可能性が高く、求人を出すだけである程度の応募数を見込むことが出来ます。では、開発したタイトルを前面に押し出すことが出来ない開発会社や、有名タイトルにかかわっていない開発会社はどうすればいいのでしょうか?

ここで最も重要なポイントとしては、応募者の目線に立つことです。応募者であればどうするのか?まず求人広告を見ます。そして求人広告の中で自分の希望に近い会社をピックアップします。その中から興味のわいた企業の募集情報を閲覧します。さてここからが重要です。その企業の募集情報を閲覧した後にどうするでしょうか?

答えは「求人広告を掲載している企業のホームページをチェックする」です。私も転職の経験がありますので、面接を受ける前にその会社のホームページはチェックしました。今だと転職会議という情報サイトもありますので、そういったところも見ているのかもしれません。いずれにせよその会社のホームページは必ずチェックします。とりあえず応募しようと考えている人出ない限り、自分の人生を左右しかねない大切な選択となるのですから、ある意味当然といえるでしょう。

さてそこでタイトルにも書いたことになりますが、応募者が自社のホームページに訪問したとき、そのホームページはしっかりと更新されているのでしょうか?ここで多くの企業が「いいえ」と答えます。私もいろんな企業に営業に行っていますが、自信を持って大丈夫!といった会社はこの10年で2,3社だけです。10年で2,3社ですよ!10年間で訪問した企業は延べ300〜500社はあると思いますが、そのうちのたった2〜3社。比率にして0.4〜1%!自分で書いていて驚きの数字です!

多くの開発会社は自社のホームページには必要最低限は掲載してありますが、半年以内にいずれかのページを更新していれば良い方で、下手をすると更新が1年以上ストップしていたり、作りそのものが適当だったり、中にはホームページさえない企業も存在します。もちろん全ての企業が求人広告を掲載しているわけではないです。そうではないのですが、よく考えてみてほしいところです。

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求職者からすると会社のホームページは興味を持ってたどり着いたときに最初に目にするいわば企業の第一印象です。それが貧相だったり、更新が止まっていたりしたらどう思うでしょうか?せっかく興味を持ってくれたのに、これではテンションだだ下がりです。下手すると応募しようかなと思った気持ちを萎えさせることになりかねません。

こういう話をすると決まって忙しくて手が回っていない・・・という話を聞くのですが、それは当然です。人手が足りないから求人をしているわけで。忙しくないわけがないんですね。だから言い訳にはなりませんし、言い訳したところで応募者がそんなことを配慮してくれるわけがありません。応募者だって人生がかかっているんです。ですので、言い訳をする暇があったら今すぐ自社ホームページをしっかり更新するなり作り直したりしましょう。せっかくお金を描けて掲載した求人広告の効果が、自社ホームページの更新を怠っていたせいで薄まってしまったら残念というか、もったいない。お金を浪費するようなものです。自社ホームページはお金をかけたらすぐに儲かるという種類のものではありません。だからついつい後回しにしてしまうのもよくわかります。でもせっかく求人広告を掲載するのであれば、是非いい人採用してほしいですし、効果は最大限発揮されるようになっておいてほしい。いい人が良い会社と出会い良い作品が生まれることが業界発展につながると思いますので、ここは全企業改善が必要だと思ったら今すぐにでも着手してほしいです。

さて自社ホームページの作り込みにおいて、求人広告に関連する重要なポイントをお伝えしましょう。それは採用情報のページを充実させることです。ホームページ全体はもちろんのこと、求人広告の力を最大限発揮しようと思うのなら、採用情報のページは作り込んでおいて損はないです。というか逆にしっかり作っておかないと損をします。いい人を逃してしまうという意味で。よくある残念なポイントをいくつか列挙していきます。

1.求人広告と自社ホームページ内の採用情報の内容が一致していない
2.給与の部分が経験により応相談となっているなど具体的ではない
3.業務内容が簡単すぎる。ゲームの開発だけなど
4.業務を通しての成長や将来性に関わることが一切書かれていない
5.写真が一切ない。またはスタッフの顔が写っていないか後ろ姿しかない

1.求人広告と自社ホームページ内の採用情報の内容が一致していない

は論外です。どっちが正しいのかを考えたとき、最悪の場合を想像して条件の悪い方が本当ではないかと考えてしまいがちです。だからここはしっかりとあわせておく必要があります。論外なのですが、意外とやってしまっている会社が多いです。

2.給与の部分が経験により応相談となっているなど具体的ではない

は実際自分の場合、金銭の条件が不明な仕事を受けますか?ということです。発注し契約後に金額がわかりますとか、とりあえず内容を聞きにきてください。そのあとで話をしますという仕事を受けたいでしょうか?すごく安かったら嫌だなって思いませんか?そんな印象を与えてしまいかねませんので、ここはしっかりと給与モデルを記載するなり、月給30万円〜など具体的に記載するようにしましょう。

3.業務内容が簡単すぎる。ゲームの開発だけなど
4.業務を通しての成長や将来性に関わることが一切書かれていない
5.写真が一切ない。またはスタッフの顔が写っていないか後ろ姿しかない

3も4も5も共通していえることは、これでは入社後のイメージが一切わかないということです。

総括すると応募者目線に立っていないページはあっても意味がないということです。むしろ変な勘ぐりを与えてしまい逆効果になる場合さえ有ります。応募者はホームページを閲覧するときに、自分が入社したらどんな仕事をして給料がいくらぐらい出て、どんな仲間達と仕事をして、どんな風に成長していくのかをイメージします。そのときに一切情報がないか、どれもこれも書かなくてもわかるような内容しかなかったら想像のしようがありません。

情報を開示することは人材と企業のミスマッチを防ぐことにもつながります。思っていた内容と違ったら応募しないですし、そうすると企業側も無駄な時間を割く必要がなくなります。全てが曖昧な書き方をしているととりあえず面接受けてみるかとなり、最終選考まで進んだり、それこそ内定出してからやっぱりやめたということになりかねません。それは本当にお互いにとって無駄な時間ですし、だったら最初からお互いが納得するようなところに応募し、内定を獲得してほしいと思います。

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