CG会社がファッションショー？

先日とある映像制作会社の社長さんとお話する機会がありました。そちらの会社さんはモーションデザイン系のCG映像制作（OP、PV、MV、CM、遊技機ムービー）などを得意とされている会社さんなのですが、ファッションショーやイベントの主催も積極的に行っているそうです。今回は、なぜこちらの会社さんが本業以外の活動にも力を入れているのかご紹介したいと思います。

業界によってまちまちな部分は多々ありますが、実績を出せないことが営業のネックになってしまっているというお話を実はよく聞きます。「何をやっている会社なんですか？」「○○をやっています」「へぇー、じゃあ実績を見せていただけますか？」「機密保持の関係でお見せできないんです…」というやりとりは営業をしている方であれば、誰もが一度は経験したことがあるはずです。

もちろん業界の常なので、「まずはNDAを」とか、あるいは「NDA締結を前提に今回お見せさせていただきますが、」という流れになることが多いですよね。しかし、いくらNDAを前提としてと言っても、それはクライアントに対して明確に契約違反です。気にしない会社もあるかもしれませんが、「うちがお願いしたらそれもこんな風に扱われてしまうのではないか…」と心配されてしまいます。実際にビ・ハイア経由で会社さんを紹介させていただいた時にも、後日「あの会社さんはほかの会社さんにもあんな風に実績見せてるんですか？」と質問されたこともあります。もちろんその紹介が受注につながらなかったことは言うまでもありません。特に遊技機系の案件に関しては機密保持は絶対厳守が大前提です。クライアント名も具体的に言わない方がいいでしょう。

営業の時に自社のアピールポイント伝えられていますか？

しかし、逆にそこまで全ての情報が出せなくなってしまうと、営業の際に実績を何も出せなくなってしまいます。また、ビ・ハイアで会社さんの紹介をセッティングさせていただいた時の話ですが、初めの5分ぐらいでお互いに話すことがなくなってしまい、業界の世間話で時間を延ばすというようなことも事態になってしまうこともあるそうです。実績が出せないのは当然ですが、それでも何かしら会社の実力だったり、得意分野をアピールする、何かしら記憶に残るようにするのは、営業の大切なポイントです。

そこで最初の話に戻るのですが、そのCG映像制作会社さんでは、ファッションショーやイベントを主催してそこでCGを用いたプロジェクションマッピングをやったり、VJをやったりして公開可能な実績にしているそうです。もちろん自分たちで主催するわけですから、イベント開催はお金もかかりますし、CGを制作するための人件費もかかります。端的に言ってしまえば赤字になります。経営者としてはやりたくてもできないという方も多いと思います。しかし、後々のことを考えれば、自社で主催するわけですからその時に撮影した映像や主催のクレジットなども自由にできます。社外に胸を張って出せる立派な実績になります。

世に出せる実績作り、自社の情報が大切

制作会社さんでは、時期によってラインに空きが出ることもあると思います。その際に皆さんどうしていますか。話を聞くと、簡単な営業用の制作をしてもらう、企画提案用の資料を作ってもらう、自社リリースで制作するなど、様々聞きますが、一番のお勧めは外部に発表できるものを増やすことです。そしてできるだけその情報を広くに拡散させることです。先ほど例に挙げたイベントもそうですし、あるいはノウハウ本を執筆してもいいですし、講演をしてもいいです。そして、この方法はビ・ハイアでも積極的に取り入れています。ビ・ハイアでは、アニメゲーム漫画業界に専門特化して経営者限定の無料交流会を開催していたり、アニメゲーム漫画業界に関する案件情報や求人ノウハウなどを惜しみなく公開しています。そしてそれだけでビ・ハイアには日に10件以上の問い合わせが来ています。日に5件でも制作の依頼があったら、自分から営業しに行く必要なんて全くなくなりますよね。それだけ情報を広くにアウトプットすることは効果があります。

ビ・ハイアの場合は、アニメゲーム漫画業界に特化して求人サイトラクジョブを運営しているので、以下のような情報発信をしています。ぜひ興味のある方は参考にしてみてください。現在求人サイト運営会社が求人サイトを使わないで自社HPだけで新卒採用に挑戦していたりもします。月間50~100応募あります。そちらもぜひ合わせてご覧になってみてください。
ラクジョブ新聞
https://raku-job.jp/news/
アニメゲーム漫画経営戦略研究所
https://be-higher.jp/
ビ・ハイア自社HP内新卒採用ページ
https://be-higher.jp/staffrecruit/