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2016.10.17 ゲームセンターで電子マネーが!?セガとコナミがアミューズメント向けの電子マネーサービスを共同展開!

gamecentercxゲームセンターのこれまで

記事を読んでいただきありがとうございます。今回取り上げるのはゲームセンターに関係する記事です。これまでゲームセンターといえば、1プレイ50円とか100円で遊べるのがスタンダードというか当然のことで、一部UFOキャッチャーや大型筐体などについては1プレイ200~500円という形で運営されています。

この記事を書いていて思い出しましたが、そういえば大阪の日本橋にあったゲームセンターで1プレイ10円というところがありました。まだあるのだろうか・・・。またすでにつぶれてなくなってはしまいましたが、1プレイ1メダルというゲームセンターが以前東京にあり、そこでは一度に多くメダルと交換すると1メダルあたりの単価が下がるシステムで、よく1000円とかで一気に換金して遊んでいました。

ちょっとひねりを加えたシステムや王道から離れたシステムを導入しているゲームセンターが一部ありはしましたが、現在ある多くのゲームセンターは1プレイ100円でできるようになっているのがほとんどです。私も小学校5年生の頃から通い出してすでに25年以上経過していますが、法律の改正やゲームのはやり廃りで遊ぶタイトルやゲームセンターそのものを取り巻く環境は大きく変化しています。ですが、逆に全く変わっていないところとして、1プレイの値段は基本的に50~100円と変わっていません。そういう点においては、むしろ25年以上も値段がずっと据え置きの商品やサービスって何があるんだろうと考えても答えが出てこないぐらい珍しい業種と言えるかも知れません。

gc01電子マネー導入でどう変わる?

ずっと現金決済のみが基本だったゲームセンターにおいて画期的な出来事がありました。2015年10月22日にゲームメーカーのタイトーが業界初の試みとしてゲームセンターにSuicaやPASMOなどの交通系電子マネーを使用してゲームが遊べるシステムを導入したのです。

引用開始

10月22日、タイトーは業界初の試みとして同社の「タイトーステーション」をはじめとした直営ゲームセンターにて、SuicaやPASMOなど9種類の交通系電子マネーを使用してゲームが遊べるシステムを導入したことを発表した。11月時点で23店舗でマルチ電子マネー端末を導入し、さらに2016年3月までに44店舗での導入を目指すとしている。

 本サイトの読者であればおそらくほとんどの人がご存知かと思うが、アーケードゲーム機は主として100円玉を機械に投入するコインオペレーション方式によって運営されている。このやり方は、かつて同社が日本初の国産ビデオゲーム「エレポン」を発売した1973年からおよそ40年間、現在に至るまでまったく変わっていない。良く言えば100円玉で手軽に遊べる娯楽であり、悪く言えば旧態依然とした商売を今なお続けているのがゲーセンすなわちアミューズメント業界である。

引用終了

なぜ、交通系電子マネー決済システムをゲーセンに導入したのか?

そしてさらにセガとコナミが電子マネーのサービスを共同展開することになりました。

引用開始

セガ・インタラクティブとコナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)は10月6日、アミューズメント向けマルチ電子マネーサービスを共同展開すると発表した。これにより各種電子マネーのほか、アミューズメント向け電子マネー「PASELI」を、ひとつのシステムや機器で運用できるようになる。

KONAMIはこれまで“遊べる電子マネー”とうたうPASELIを独自に展開。セガ・インタラクティブは各種電子マネーに対応する決済システムの開発を進め、試行導入も実施。そして両社は2月に、アミューズメント機器における電子マネーインフラの整備について、共同で検討を進めることに合意。共同インフラの提供を目指すと発表していた。

引用終了

セガとKONAMI、アミューズメント向けマルチ電子マネーサービスを共同展開

gc02電子マネー導入のメリット

ゲームセンターにおいて客単価をあげようにも1プレイの金額が決まっているということと、1000円を両替して手持ちの100円玉がなくなったらプレイ終了ということで、結構難しい問題ではありましたが、電子マネーの導入で客単価の上限をあげることも出来たようでこれからの可能性をかなり秘めていると思います。現金のみから電子マネーに広がることで、プレイヤーにとっても利用しやすくなるゲームセンターに進化したのです。

今回のセガとコナミによる共同サービスではこれまで展開していたオリジナルの電子マネー以外に交通系も含めた電子マネーがすべて使えるようになります。かなり利便性が上がり、ゲームセンターにおいても活躍することは間違いないでしょう。そしてこれは客単価を上げるだけではなく、1プレイの金額を自由に設定できるようになります。消費税が8%になったから1プレイ108円にするということも可能なのです。

電子マネーの導入やカードシステムの導入で個人のゲームに対する好みやプレイ時間等のデータを取得できるようになり、そこからデータを解析することでさらなるシステムの進化や新サービスの導入のきっかけになるかも知れません。それは今からとても楽しみです。今後ゲームセンターが更に進化し、成長していくことは業界にとって嬉しいことですので、業界発展のためにもいろいろな形で応援していきます!

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