求人広告会社が言うのもなんですが、求人をかけたとしてもすぐに理想の人材が採用できるわけではありませんし、毎回掲載費用の予算が確保できるわけでもありません。ではどうすればよいのか。そこについてはさまざまな手段がありますが、一番効率的な方法として自社の求人情報をしっかりと作りこみましょう。自社の求人情報を作りこんだところでそんなに変わらないよと思っている人がいたら要注意です。最後までこの記事をしっかりと熟読してください。自社採用ページの重要性と応募者を取りこぼさない方法がわかっていただけるようになります。
ラクジョブ運営会社ビ・ハイアではかなり自社採用HPに手間をかけています。
ではまず自社採用ページを充実させるというところから話をしていきましょう。特にゲーム開発会社においては自社の採用ページもさることながら自社ホームページ自体しっかりと作りこんでいる会社は少ないです。少数派というか完全にマイノリティでしょう。仕事が忙しいとか売り上げにつながらないとか、単に面倒くさいとかさまざま言いたいことはあると思いますが、それは自分の都合です。ホームページを見にくる人はそんなことを気にしていません。見たい情報が掲載されているかを確認するためにホームページを閲覧しているのです。実際自分がいろんなページを見るときにいちいち仕事が忙しくて更新できていないのかな、とか気にするでしょうか。気にしませんよね。全然更新してないなこのサイトって評価を下してそこで終了です。
だからこそいつ誰が来ても良いように自社のホームページはしっかりと更新してメンテナンスしていく必要があります。それを怠るだけでせっかくのビジネスチャンスやいい人材の応募の可能性を閉ざしてしまっているかもしれないのです。少なくともホームページにきたということは何か知りたい情報があり、興味を持っている人がいるということです。そこで適切な情報を与えないまま、ホームページから離脱させてしまってはもったいない限りです。
ではどのように自社ホームページを作るとよいのかというと、参考になるのは大手ゲームパブリッシャーのサイトです。上場企業を中心にそういった大手企業はホームページにおいて一定水準以上の構成ができあがっています。もちろん受託開発会社であれば受託したタイトルをすべて掲載できるわけではありませんし、工夫が必要にはなりますが、それでも参考になる部分は大いにあると思います。店舗を構えているわけではない以上、ホームページがお客さんとの初顔合わせになることもよくあります。たくさんお金をかけて作れば良いというわけではありませんが、会社のコンセプトやビジョン、実際の社内の様子や実績、求人情報などなるべく掘り下げて詳しく書くことが大切です。参考までにビ・ハイアのホームページを見てみましょう。
ビ・ハイアHPアニメゲームマンガ戦略研究所
https://be-higher.jp
トップページから更新していることがわかる新着ニュースを中心に各コンテンツが読みやすいようにバナーでカテゴリごとに分けて掲載しています。採用情報もトップメッセージと採用条件、問い合わせ先へのバナーを設置し、自社スタッフ募集に関連する記事を掲載しています。
毎回HTMLを作ってアップしてリンクを張りなおしてなどやるのは非常に負荷が多くなるだけで、その作業自体ホームページの来訪者が喜ぶわけでもありませんので、CMS等を使用してコンテンツさえ用意すればある程度自動的にページが生成されるようにしておくのがお勧めです。毎日の更新もしやすくなりますし、なによりそこまでWebであったりHTMLの知識を持っていない人でもコンテンツ制作に簡単に参加することが出来ます。
求人情報について見ていきましょう。自社の求人情報を掲載する一番の利点は何でしょうか。それはいくらでもページが作れるということです。当たり前といえばそれまでですが、求人サイトでは情報量が限られています。写真は何点まで、記事内容はこれとこれとこれといったように。柔軟に対応してくれるサイトもあると思いますが、いずれにせよ制限がかかってしまうのが求人サイトです。
その点自社サイトは自由に作ることが出来ますし、情報量もどんどん出していけます。更新も自由ですし何度でも出来ます。注意する点としては、訪問者の目線に合わせたサイト作りになっているかという点です。求職者が知りたいのは応募条件であったり就業後どんな仕事に配属されるのか、仕事として何を重視されているのか、給与や休暇はどうなっているのか、などです。自分が入社したらどうなるんだろうと想像を働かせることが出来るかどうか、その中に疑問となったり引っかかったり情報が少なすぎたりしないか、転職希望者になったつもりで自社ホームページを見直してみてください。それが結果として定着率の増加や、自社求人情報ないし求人サイト経由での応募が確実に増えます。
そして最後にせっかく応募してくれた優秀そうな人を取りこぼさないようにするためにはどうすればよいのかについて話します。これは簡単な話ですが徹底するのがちょっと難しい。それは応募がきたのがわかったら即座に連絡を入れるということです。一括でむやみやたらに応募しない限り応募者はある程度応募した会社の情報を覚えています。即座に連絡を入れることで応募者にも企業側の真剣さが伝わりますし、同時に応募している他社よりも一歩リードできます。特に条件面が業界平均と差がないのであればあとは早い者勝ちです。転職活動をするのも手間と時間がかかるので、先に内定が出たところに決めてあとはやめてしまうということも多々あります。そのためにもいち早く連絡をして書類選考や面接の手続きをとりましょう。応募者が興味を持っているうちにがっちりおさえてしまうことが大切です。
自社ホームページ経由でも、求人サイト経由でも、いい人材がせっかく応募してくれたのならしっかりとおさえておきたい。そのためにも自社の情報発信を定期的に行うことと、応募者へのすばやい対応を心がけてください。それだけで採用効率が劇的に向上します。