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2016.08.05 ゲーム ポケモンgo 外部ツール問題と今後の予想

ポケモンgoがリリースされ、日本ではすでに1000万人以上の人がダウンロードをし、プレイしています。しかしながらポケモンgo内での機能の精度の悪さゆえに外部ツールを使用した人が続出し、話題となっています。今回は、外部ツールを利用してのプレイと開発者との認識との隔たりに関して書いております。

外部ツール

ポケモンgoのリリースとともに人気となっているアプリがポケモンの出現状況をリアルタイムで伝えるアプリです。「PokeVison」などがこれに当たります。そして、ポケモンgoのヘビーユーザーにとってはなくてはならないアプリとなっています。これに対して、ナイアンティックの開発者ジョン・ハンケ氏は規約違反であると断言しました(https://iphone-mania.jp/news-127919/)。

スクリーンショット 2016-08-05 12.11.04

引用始め
(ツールを使っている)ユーザーは自分自身のことを傷つけているんですよ。なぜってゲームから楽しみを奪い取ってしまうものですから。データを抜こうと我々のシステムをハッキングしているだけでなく、規約違反を起こしているんです。
引用終わり

The_creators_of_Pokmon_Go-a6510f50b4f7585c35160a3d603efdc4-e1469942330360(画像元:https://iphone-mania.jp/news-127919/)

そもそもなぜこのようになっているかといえば、ポケモンgo内での機能の精度の悪さにあります。確かにポケモンgo内にもポケモンを見つけやすくするための機能が存在します。近くにいるポケモンがいれば表示され、加えて進行方向に狙いのポケモンがいればわかったり、近づくほど足跡が減る仕様になっているとのことです。他にもポケモンが出やすいポイントも存在します。しかしながら現状、GPSの誤差によってプレイヤーキャラクターの進行方向がコロコロ変わってしまうため実際どちらの方向にいるのかが分からない状況となっています。加えて、近くにいるポケモンの表示範囲がかなり広大で、私の肌感覚でいえば、半径約500mでしょうか。それに対して実際に捕まえるために近寄らなければならない範囲が、約10mから20mと大きな差があるように感じられます。それに進化させたり、強化させるために同じポケモンを何度も捕まえる必要があり、コイキングに関してはギャラドスへ進化させるために100匹捕まえる必要があったりとかなりハードルが高く設定されています。このような背景もあり外部ツールを使ったプレイが横行しているのでしょう。

apartポケモンgoの開発者とユーザーの溝

8月初旬のアップデートで、ポケモンの出現確率、出現ポイント、技の威力、サーチ機能が大幅に見直されました。出現確率で言えば、ゲーム序盤のゲットの定番であるポッポやコラッタを差し置き、多く出現していたドードーがあまり頻繁に出現しなくなっています。また、サーチの方法に関しても、近くにいるポケモンの中から1匹だけ選択してサーチする機能から、選択する機能をなくし、近くにいるポケモンほど上位に表示するという形式に変更されました。これによって以前に比べたら、ポケモンに接近できているかは判断しやすくなったのではないでしょうか。しかしながらpokevisionやpokewhereのような広域かつリアルタイムの情報ではないため、ツイッターや攻略wiki、リアルタイム情報でないアプリを使わざるをえないでしょう。

このアップデートや外部ツール系への対応から見れば、ポケモンgoの開発者はあくまでもポケモンを自分の足で探すことに重点を置いているのでしょう。もともとポケモンgoの前に出したIngressはいろんなスポットを回っての陣取り合戦でしたし、動いてこそ面白みがあると考えているのでしょう。しかしながらその一方でユーザーは自分の足で探すというよりかは、図鑑を完成させるためにプレイしている傾向が強く見られます。加えて、多くて1日数時間、隙間時間でやっていたスマホゲームに対してそこまでの労力をかけたいかと言われれば多くの人はできるだけ効率良く集めたいと思うでしょう。この部分の認識のズレは大きく感じますし、開発者側もこのことを放置すれば、ユーザー離れは免れないのではないでしょうか。

Wait deadlines不便さこそチャンス!?

ここまでポケモンgoの不便さに関して書かせていただきましたが、ある意味でこれはチャンスと言えます。他のスマホゲームでもここまで外部ツールが問題に取り上げられた例は他にないでしょう。それだけユーザーがストレスを感じていたということです。これは開発者側にとってはチャンスであり、さらにマネタイズが生むポイントとなります。だからこそ外部ツールがダメだということではなく、ユーザーの動向を多角的な視点で見ていくことで新たなビジネスチャンスが生まれてきたりもするでしょう。

今後、長くポケモンgoをプレイしてもらうためにも、新規ポケモンの投入や探索ツールの利便性は向上していくでしょう。しかし現状、外部ツールを使ってまでポケモンを集めたいという人はあまりにも多くいるため、無課金でのツールの向上はもう少し先になるのではないでしょうか。ただ、ポケットモンスターの新作、ムーンとサンが控えている今、タイミングを見誤れば、ポケモンのヘビーユーザーは完全にそちらに取られてしまうでしょう。

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