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2016.07.11 ゲーム VR HTCViveが国内でもいよいよ本格的に販売開始、気になる販路は?他のハードとの違いは

スクリーンショット 2016-07-11 11.09.49HTCVIVE、いよいよ国内上陸

今回の記事はVRについてです。7月7日(木)、七夕のことですが、HTCViveの日本法人「HTCNIPPON」が、都内にて「HTC Vive」のの公式発表会を開催しました。発表会では、日本でのHTCの流通や、店頭販売での戦略について発表されました。日本における販売価格は、税別で9万9800円となっています。日本ではこれまで、オンライン通販でしか購入することができませんでしたが、いよいよ店頭で実際に体験して買うことが出来る様になりました。HTCViveは単なるVRヘッドギアに終わるものではなく、手足にデバイスを装着しながら、映像の中と現実の動きをシンクロさせながら楽しむ事のできる機能を備えています。性能を充分に生かして体験するためには、ある程度のスペースが必要になります。また、実際に楽しむ為には「OSがWindows7 SP1kか、それ以上」、「NVIDIA® GeForce® GTX 970 または AMD Radeon™ R9 290以上のグラフィックカード」、「Intel® Core™ i5-4590 または AMD FX™ 8350以上のCPU」などの、ハイスペックなPC環境が必要になります。簡単に言えば、普通の家電量販店で販売されているようなPCでは不足しており、HTCを楽しむ為の専用のグラフィックカード、CPUを追加する必要があるということです。

今回の店頭販売も、水準を満たすPC環境の揃う販売店舗とのパートナーを組んでの販売という形になりました。「ドスパラ」や「ツクモ」や「ユニットコム」など全国のPC販売店を中心に展開されて行く予定です。本体価格が他のマシンに比べても高い上に、設備投資が更にかかりPC量販店を中心に展開、ということで、最初はかなりコアなファンを中心に広がって行く事が予想されます。

どんなタイトルが遊べるか

他のVR機種に比べても、より斬新なゲームを期待することのできるHTCですが、販売開始時点ではどのようなゲームタイトルを遊ぶ事ができるのでしょうか。例えば、コロプラが開発した、Cyberpong VRは、HTCViveの性能を生かした新感覚のゲームとして話題を呼んでいます。

https://www.youtube.com/watch?v=Rgj6lBLMEZE

内容はブロック崩しとシューティングゲームが混じったようなゲームで、迫りくるボールをタイミングよく跳ね返しながら、ブロックを崩していくゲームです、シンプルな構成ながら、リズミカルな音の演出や、鮮烈なエフェクトの効果によって、新感覚のゲームになっています。「ぷよぷよ」や「テトリス」のようなパズルゲームと言うのは往々にしてハマると延々遊んでしまうものですが、今作は身体全体の動きという要素が付け加わっています。体感してみないと分からない、新感覚の楽しさがそこにはあるのではないでしょうか?

HTCは基本的にブラウザゲームのプラットフォーム「steam」を中心にゲーム配信を行って行く予定です。日本では比較的に知名度の低いsteamですが、粒ぞろいのコンテンツが充実しているのも事実です。HTCViveによって、どこまでそれらのコンテンツの魅力を引き出し、ユーザーに伝えて行けるかが、勝負所です。

他のデバイスとの差別化ポイントは?

HTCViveは、顔を360度動かしても向いた方向で画像を見ることができる、上半身の動きをも感知してゲームと同期することができる、部屋の中を動き回る事も出来ることなどが他のVR機種に比べた時の特長です。全身を使って映像の中に入りこむという意味においては、もう一つの現実を作り上げると言うVRの理念にもっとも近いデバイスであるといえるかも知れません。

また、そうした特長をいかして、HTCViveはゲーム以外への領域への応用も積極的に模索されているマシンです。

例えば、「フランス国立図書館」の展示会、「体感する地球儀・天球儀展」においてHTCViveを応用した、魅力的な企画を展開しています。

参加者は、Viveを装着する事で、18世紀の天球儀の中心部分にバーチャルに入り込むことができます。足下から天空まで、ぐるりと見回せば、そこにはかつての天文学者がイメージした星空が広がっています。全方位に広がる天球儀の世界と、静謐なBGMに触れることで、時代を超えたロマンを感じられるような企画になっています。こんな企画が実現するのも、Viveの性能がなせる技です。

HTC日本展開の今後について

さて、Viveの日本向け販売について一通り書きましたが、今後の展開が一番読みにくいのがViveです。GearVRやPSVRなど他のハードに比べても、価格の高さや、必要になるPC環境など、最初のハードルは高く設定されている一方で、表現出来る幅は格段に広いですし、医療や教育など他の分野における応用可能性も高くなっています。

今後は、いかにしてVive中心とした流れを作りだし,ゲームだけに留まらないハードウェアとして存在感を持たせられるか、ということが課題になりそうです。

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