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2016.06.13 ゲーム VR マイクロソフトの「Microsoft HoloLens」はどんなゲーム表現を生み出してくれるのか?

マイクロソフトがVRについて見せている動き

記事を読んでくださり有り難うございます。今回の記事はVRをテーマに書かせて頂きます。今日は、VR業界についてのニュースについて書きたいと思います。マイクロソフトが提供する「Microsoft HoloLens」は、完全に視界をVRギアで覆うのではなく、半透明なレンズで現実を映しつつも、現実の映像にVR映像を重ね焼きするモデル、すなわちMRであると言われていますが、最近その全貌が明らかになってきました。マイクロソフトはホロレンズの研究開発段階から、いよいよ市販に向けて動き出しており、そのためパートナー企業との提携を進めています。パートナー企業の中には、半導体の大手企業やパソコンの大手企業など10社以上の社名が上がっており、マイクロソフトの本気度がうかがえます。

参考記事:https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM01H42_R00C16A6000000/

スクリーンショット 2016-06-13 11.00.21マイクロソフトが提供するのは「MR」(Mixed Reality)

ここで簡単に用語の復習をすると、VR(Vertual Reality)とは映像の中に代替的なもう一つの現実を作り出す「仮想現実」のことを指します。VRはフルCGやフル動画で表現されます。それに対してAR(Argumented Reality)は、現実の世界をCGなどによって拡張することを指します。ARにおいては現実の映像の方がメインになっており、CG合成などの技術はあくまで現実の補助ツールでしかありません。

MR(Mixed Reality)は日本語にすると「複合現実」で、CGなどで作った仮想の現実によって現実を拡張するところまではARと一緒なのですが、単に現実世界にCGなどを上書きするだけでは無く、現実と仮想をミックスしたもう一つの世界を新しく創り出し、その中に入っていくような技術になっています。つまり、ARよりも仮想現実により近く、見ている人がもう一つの現実を体感するのがMRなのです。

four business mans from the back - looking at something over a white background主にビジネスシーンで活きる「Microsoft HoloLens」

マイクロソフト社の提供する「Microsoft HoloLens」は既存のプレステユーザーを対象にしているSONYや、VRヘッドギアとVRのゲームプラットフォームを提供するFacebook(オキュラス)や、Google(daydream)と比べて、主にビジネス利用のニーズに応える戦略を取っていると言われています。

MRがどのようにビジネスに使えるのかと、不思議に思うかもしれません。その疑問を解消するためには、私がとやかく言うより、この映像を観てもらうのが一番早いでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=aThCr0PsyuA

この映像の中にあるように、「Microsoft HoloLens」を装着した人は、目の前の現実の、もう一つの可能性を目の当たりにします。何の変哲も無いキッチンが近未来的なITオフィスに早替わりしたり、子供にプレセントする玩具の造形をリビングでしたりするなど、ホロレンズによって、ビジネスシーンを快適に、円滑にすることができます。

mineゲームとホロレンズ

マイクロソフトのホロレンズは、ゲーム業界にも新しい可能性を見せてくれるでしょう。ホロレンズは、現実をフィールドにしつつ現実には無いキャラクターや物体を登場させることができるので、今までにない新しい遊びを提供してくれます。いくつかデモ映像を紹介しましょう。

 

(ホロレンズを使ったマインクラフトの動画)
https://www.youtube.com/watch?v=xgakdcEzVwg

(ホロレンズを使ったゲーム「Killing bugs」のデモ動画)
https://www.youtube.com/watch?v=GoHIzOYilqY

いかがでしょうか。特に後者の、「Killing bugs」の表現は特に斬新で、自分が慣れ親しんだ部屋の、至近距離に敵のキャラクター現れて戦闘するという、まるで漫画の中の世界にそのまま入り込んだような体験をすることができます。スターウォーズの映画で表現されているようなホログラム通信や、漫画の「ドラえもん」に表現されているような秘密道具など、ホロレンズによって表現ができるようになる可能性のあるものは沢山あります。

ホロレンズは現時点では市販がされておらず、現在手に入るのは開発者バージョンになっています。また、価格も3000$(およそ35万円程度)と高額になっており、ゲームを遊ぶ用途で普及するのは、しばらく先の話になるでしょう。しかし、オキュラスやPSVRなど他の機種では表現の出来ない事が表現できるデバイスである事は否定ができません。これからビジネスシーンを中心に広がって行けば、ホロレンズを通じてゲームをプレイする人口も増えていくはずです。そんな未来を見越して、ホロレンズを使って出来るゲームについて考えをめぐらせてみるのもいいでしょう。

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