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2016.06.10 アニメゲームマンガ 業界 採用担当者向け 御社がブラック企業と勘違いされないために採用活動で気をつけなければならないこと

four business mans from the back - looking at something over a white background採用活動本日より解禁

2017年度新卒採用は短期決戦と言われています。その理由としては、経団連による選考開始時期が早まったことによります。去年度卒業の就職活動生の選考解禁時期が8月だったのに対し、今年は本日6月1日の解禁に早められました。特に法的な拘束力のある取り決めではないため、6月の解禁を待たずに選考を始めている企業もありますし、そもそも経団連に所属していない企業でしたらそこまで関係あることではありません。しかし、就職活動を大きく見ている就活生からしてみれば今日から就職活動本番と考えている学生は多いです。就活の準備をし終えてやる気十分な学生たちが、面接に本腰を入れ始めるのです。
そんな中、少し気になるデータがマイナビニュースで公開されていました。

20160601-04対応に困る面接をする企業

マイナビニュースは、日本労働組合総連合会が採用活動におけるトラブルに関する調査を実施したという内容の記事を5月31日付けで発表しています。新卒者で入社した方々へのアンケートということですが、人材採用をお手伝いするラクジョブスタッフとしては見過ごせないデータが公開されていました。

(画像は引用元より)

引用開始

日本労働組合総連合会は5月31日、「内定・入社前後のトラブルに関する調査」の結果を発表した。同調査は4月4日~4月13日、大学卒業後に新卒で正社員として就職した全国の入社2年目~5年目の男女1,000名を対象に、インターネットで実施している。
(中略)
「ある」と答えた人に対して内容を聞いたところ、55.8%で「他の応募企業の選考状況を聞かれた」が最も多くなった。次いで「他に応募している企業名を聞かれた」(48.1%)、「内定時に、その企業に就職するという誓約書の提出を求められた」(18.4%)。以降「内定を伝えられたあとで、他社の選考を辞退するように求められた」(10.8%)、「内定時に、保護者の同意書の提出を求められた」(9.1%)と続いた。

引用終了

引用元:就活で「対応に苦慮する要求」74.3%が経験
https://news.mynavi.jp/news/2016/05/31/153/

他の応募企業の選考状況を聞かれた、他に応募している企業名を聞かれた等はまだ良いとしても、内定時にその企業に就職するという誓約書の提出や、内定を伝えたあとで他社の選考を辞退するように求められる、内定時に保護者の同意書を求められるなどは就活生にとってみれば非常に困ったこととして認識されるのです。それもそのはずで、日本国憲法では職業選択の自由が保障されているわけですから、内定の誓約を自体されたとしても企業側は文句をいえません。

Business man running away from a huge hand concept強く働きかけると候補者、企業双方が損をする

とはいえ、内定辞退というのは企業にとってみれば相当な痛手です。採用活動そのものが滞ってしまいますし、採用責任者にもノルマがありますから、必死になる気持ちも痛いほど分かります。それにお金だってかかっているわけです。アニメゲームマンガに専門特化した求人情報サイトラクジョブで新卒採用プランを利用した場合、1職種1年間掲載で155万円もかかります。1月10万円!それを1年間も支払うのです。自社のホームページだけで採用するにしても、自分たちで求人広告を作ったりするコストが掛かりますし、タダでは無いわけです。4月以降のスケジュールなども、採用する人数によって研修プログラムの実施などにも影響が出かねません。それだけ大変なことなのです。ギリギリに内定辞退されてた日には事後処理でてんてこ舞いなのです。それはよく分かります。しかし、そうした行為を防ごうと事前に強く就活生が逃げないように働きかけるというのは、就活生に対して「この会社は大丈夫なんだろうか?」という不信感を与えてしまう可能性のある行為であると考えてください。それは御社で働きたいというモチベーションを著しく下げ、結果的に法的に問題ないと知って内定を取り消される確立を上げかねない危険な行為なのです。

bsMAX87_uewoyubisasuha-hu20140531面接官の印象で大分変わってしまう

同じくマイナビニュースでは、エン・ジャパンが転職希望者に対して実施したブラックな面接に関するアンケートのデータを報じています。

 

引用開始

さらに「面接でこの会社に入社したくないと思った理由」「面接でこの会社で働きたいと思った理由」をそれぞれ尋ねたところ、共に「面接官の人柄・印象」が1位となり、面接官の対応が会社の印象を左右することがうかがえる結果となった。

引用終了

引用元:ブラック面接、転職希望者の84%が経験 – 就職差別につながる事例も
https://news.mynavi.jp/news/2016/05/23/338/

これから実際に採用活動、選考活動が本番を迎えるという時に参考にしたいのが、「面接官の人柄・印象」です。これは採用活動を円滑にすすめるときに非常に重要なポイントです。ただでさえ緊張し、日々の就職活動に勤しみストレスを感じているかもしれない就活生に対して横柄な態度で接してしまうと、「ここはこうしたスタッフが多いのかもしれない」というレッテルを貼り付けられてしまう可能性があります。裏を返せば、しっかりと誠意を持って対応することができれば好印象を与えることができますし、相手の緊張を解したりすることができれば、緊張によってその人本来の魅力が失われるということもありません。

Asian businessman and businesswoman looking up at the sky採用活動は企業側の都合ばかり考えてしまうと、どうしても内定取り消しをされないような強い働きかけや、日々の業務の疲れから面接での態度へ配慮が至らないということが起き、お互いの良さがお互いに伝わらず、そのまま採用が成立したとしてもなんだか合わないな……という可能性もあります。そもそも面接ですべてお互いのことがわかるわけではありませんが、新卒であれ中途での採用であれ、1回1回の面接を大事にしている人もいますから、ブラック企業と勘違いされないためには、そういう人たちに悪い印象を与えないためにも、候補者に対する面接や採用手続き上での配慮が重要になります。

記事を読んでいただきありがとうございました!

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