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2016.05.18 アニメゲーム漫画業界向け 会社の生産性を劇的に向上させる、「コーポレートコーチング」について、スタッフの視点から

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記事を読んでいただき有り難うございます。今回の記事は、ビ・ハイアで実践している「コーポレートコーチング」について書きたいと思います。「コーチング」という言葉に、耳馴染みのある人も無い人もいると思います。「コーチング」は、人間のパフォーマンスを引き出すために、問題解決の為のマインドを整える技術のことです。具体的には、何か自分が達成したいことが合った時に、それが達成されて喜ばしいイメージを自分の中に作り上げ、思考をポジティブにして自分のパフォーマンスを高める事を言います。

スポーツの世界では、水泳選手のマイケル・フェルプス選手をはじめ、練習の場で広く使われている技術であり、効果が立証されています。「コーポレートコーチング」は、これを組織的にやろう、というものです。具体的には、組織としてのゴールを定め、それに対して従業員も経営者も一丸になって、生産性を高めていこう!というものです。

ビ・ハイアはこの「コーポレートコーチング」に去年から取り組んできました。最初はなかなか上手く行かない事も多かったですが、最近になって明らかに効果を実感出来ています。詳しくはこちらの文章にあるのですが

https://readman.jp/coaching/7101/

・会社全体の売上が1.5から2倍に増加

・会社全体の労働時間が4から5割減少

・結果として会社の生産性は4倍以上に向上

という結果に繋げることが出来ました。今でも現在進行形で変革中です。この文章は、スタッフの目線から見たコーポレートコーチングの実践というテーマで書きたいと思います。コーポレートコーチングは、アルバイトから社長まで、会社全体で行うものです。これを読んでいるのが社長さんなら、「なるほど、スタッフがはこんな事を考えるのかー」と思って読んでいただけるとありがたいです(笑)。

apart南北問題のように並行線を辿る社長と社員

社員の目線から見てコーポレートコーチングで一番難しいのは、社員と社長がゴールをいかに共有できるのか、という点です。社員は基本的に会社の為ではなく自分の幸せの為に仕事をしていますし(笑)、社長とは見ているものから考えている事、何もかも違います。普段はこのズレを意識することなく、社員は社員の、社長は社長の世界を生きているわけですが、いざコーポレートコーチングを『実践しようとした際に最大の障害となるのがこの、圧倒的な意識の断絶です。

社長が「さー会社を大きく変えるぞ!」と奮起したとしても、殆どの社員には何を言ってるのかさっぱりわかりません。分からないどころか、平穏な日常を脅かされる!という恐怖感を覚えます。特にビジネスにおいては変化に伴う恐怖感は強いと思います。サッカーのクラブ活動でフォーメーションを変えて、もっと得点できる攻撃的なサッカーにしよう!というのと、会社のビジネスモデルを大きく変えて、倒産するかもしれないけどやり方を変換してみよう!というのでは事柄の重みが違います。

今ではこの「ラクジョブ新聞」の運用を始め、情報発信にかなり力を入れているビ・ハイアですが、これも数ヶ月前には全く予想だにしない展開でした。社長が記事を書くぞ!と宣言しだした時にはかなり衝撃を覚えてひっくり返りました。テレアポと営業の日々がいきなり、1日2から3万文字の執筆に変わるわけですからね。

Fotolia_68676138_Subscription_Monthly_M企業の成長とメンバーの成長について

会社の戦略や経営の方針は主に社長が決めて、社員はそれに従うわけですが、会社の方針に従うことを自発的に行っていないと、コーポレートコーチングはやはり失敗します。8人しかいないビ・ハイアの中でも、社員にはそれぞれ、自分の望む仕事の仕方、自分が歩みたいキャリアがあります。それらをいかに会社の方針と合致させていけるかがポイントです。

ビ・ハイアでは、労働時間を減らした分、社員同士のコミュニケーションの時間をかなり取っています。仕事そのものよりも、意識の面で歩みが揃う事が重要だからです。私自身も、上司とコミュニケーションすることで視界が晴れた、という経験を多くしました。お互いに対話できる時間を作り、雰囲気を作る事も、実践の為には重要です。

shutterstock_357604985フェアに働く

また、上で書いた事にも関係しますが、社長と社員が歩みを揃える上で、「ルールをお互いに守る」という事がとても大事です。つまりフェアにやる、と言う事です。ビ・ハイアでは残業代も完全に出ますし、有給も生理休暇も完全に取得できます。それは中小企業ではかなり珍しいことであるそうですが、それを守ることは社長が「社員思い」であるとか「いい人」であるとか(もちろんいい人だと思うのですが)いう理由よりは「それがルールだから」という理由によります。

会社というのは、徹底的に生産性を追求する、ある意味ではシビアな戦場でもありますし、ある意味では志を共有したメンバーにとってのホームベースのような場所でもあります。その両方の要素がなければコーポレートコーチングは成功しないと思います。少なくとも私は、会社が単に生産性だけを求めてくる場所になったら会社を辞めますし、ただ仲良くしているだけで全然成長しなくても辞めます(笑)。両立することはなかなか難しいことではありますが、それを両立することは全員にとっての責任です。

shutterstock_196423220-330x286一時的に、会社の中がパニックになることもあるが、人間慣れで何とかなる

筋トレをしすぎると成長痛を覚える事があるように、コーポレートコーチングを実践することで、会社全体が集団的に成長痛に陥る事があります。例えば、仕事をする時間が短くなったにも関わらず、仕事の仕方は長時間労働時代のやり方を引きずっていたり、社長が「サービス残業をするな!」と言っているのに、社員がついついサービス残業をしてしまったり…。会社の現状が大きく変わる時に、そんな混乱した状態になることがあります。そんな時には社員の間でも衝突が起こる場合もありますし、社長の言っている言葉の意味がいつも以上に理解できない事もあります。そんな何とも混沌とした違和感が最初はかなりストレスになっていました。普通会社の社員というものは一定のタスクを繰り返していれば昨日と変わりない今日を送れるものですが、会社全体の状況が頻繁にダイナミックに変化するので、常に思考して追いついて行く必要があります。

しかし人間慣れるもので、変化によるストレスにも対処出来る様になって来ていることを感じています。条例が頻繁に変わる自治体みたいなもので、ある日にはタバコを道ばたで吸っていては行けないという条例が出たかと思いきや、またある日にはそれが葉巻に限り解禁されたり、とにかく変転めまぐるしいわけですが、そんな日々にもやがて慣れます。オリンピックを目指す為の練習において、フォームを何度も修正していく過程のように会社の中の変化を受け容れられるように意識が変わって行きます。これは組織としての加速度のようなもので、社員一人一人が変化と成長を普通のものとして受けいれるようになれば、会社の成長も飛躍的にスピードアップします。ただ、ペースをつかむまでは、ずっと不協和な感じが続くので、そこは頑張りどころです。

アニメゲームマンガ業界にも、是非伝えたいコーポレートコーチング

以上、私がこの会社でコーポレートコーチングを実践する中で考えた事を書きました。スタッフの視点で言うと、会社の業績が伸びた事はもちろんとても嬉しいことですが、それ以上に会社の中で伸び伸び働けるようになったということが実践の結果として最も感じていることです。会社の現状は常に変化していますが、自分もその変化の一部であるという事を毎日実感しているからです。もちろん、その分果たすべき責任も大きくなり、ハードルも高くなって行きますが、それをも自分で選択し、やると決めたことなのだから乗り越えて行くことができるのです。アニメゲーム漫画業界の企業にも、コーポレートコーチングを実践して欲しいと思います。アニメゲームマンガ業界は、企業にもよりますが「長時間労働、低賃金」な職場も多いです。

そんな会社が生まれ変わり、見違えるように高い生産性を発揮することも、コーポレートコーチングの理論通りに実践することで充分可能なことです。この記事を読んで興味が湧いたなら、是非関連記事も読んで参考にしてみて下さい。ビ・ハイアに会社のコーチングのことで何か聞きたいことがあればお問い合わせを。

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