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2016.03.22 アニメゲーム漫画業界 必死な社長ほど気づけない、業績が好調な会社に共通する3つの特徴

ビ・ハイア株式会社はアニメゲーム漫画業界に4000社以上のつながりを持っています。今回はそんなビ・ハイアが導き出した業績が好調な会社の3つの特徴を紹介します。

shutterstock_2903465841、自分から営業に行かない

業績が好調であるということの一つは、十分に仕事があることです。下請け会社の場合、業績とはつまり単価×物量で計算可能です。そこで、業績のいい会社は受けきれないほど仕事の相談があって、数ある仕事の中から単価やクライアントの質などを総合評価して、選びたい仕事を自分で選ぶことができる会社です。そのために必要なことは自分から営業に行かないことです。

仕事が薄くなってしまい、ラインの稼働が下がってしまうと、売上が低くなってしまうと焦って営業に出てしまいますが、それがそもそもの間違いです。営業をかけるということは、「私たちの会社には仕事がありません」と言っているようなものです。お金を払う立場のクライアントとしては、「どうしてこの会社は仕事がないのだろう。何か問題を起こしたのだろうか。クオリティが低くて仕事が続かないのだろうか」と勘繰ります。結果、取れる案件は、「とにかく今すぐ動いてなんとかして欲しい」という炎上案件だけになってしまいます。

業績のいい会社は、案件を発注したいと言われても、ラインの稼働を問わず、最初は必ず断ります。「ごめんなさい。今忙しいのでまた次の機会に」と必ず言います。そうすることによって「この会社は他の会社からも信頼させて、相談がひっきりなしに来ている優良な会社なんだな」と思わせることができます。例えるのであれば、1年先まで予約が取れない高級料亭のような期待感を演出させるようなものです。そうすることで、「1度この会社と仕事してみたい」と思わせることができます。そしてこれは、リスクを抑え、安心して発注できる外注先を探している大手企業に特に有効な営業方法です。

shutterstock_3032752162、新卒採用のみで、中途経験者は採用しない

優良な会社、業績が好調な会社ほど、中途経験者を採用しません。普通に考えるのであれば、中途の優秀な経験者が集まるから制作のクオリティも上がって、業績も良くなっていくと思いがちですが実際には、中途即戦力を採用したがる企業ほど、業績もイマイチなケースが多いです。

中途即戦力の採用には、いくつかのリスクがあります。中途即戦力は確かにスキルや経験を有しており、高いパフォーマンスを発揮しますが、その一方で、それまで会社になかったカルチャーや方法を無理やり持ち込もうとします。「前の会社ではこうだった」という具合です。しかし、別の会社のカルチャーややり方が入ってくると、前からいた人は反発しますし、前から付き合いがあったクライアントからも不評を買う恐れがあります。結果として、いくらできる人が入ったとしても、できればできる人であるだけ、社内外に影響を与えます。それを良いと捉える会社もあるかもしれませんが、それこそが「今業績が好調ではないから、無理やり会社を変える必要がある」と言っているようなもので、暗裏に今好調ではないと言ってしまっているようなものです。

一方、新卒採用の場合、社会人経験のないので、会社のカルチャーや働き方、仕事の仕方を1から教えることができます。もちろん、その中で不満を持つ人も一定数出てくるかもしれませんが、そういう人たちは会社で満足な働きもできていないので、会社を揺るがすようなこともできず、居心地が悪くなって自然と会社を離れていきます。結果、考え方や働き方も統一され、徐々にではありますが、みな実力をつけて、実力のある人たちが長く在籍する安定した会社になっていきます。また、安定しているので、クライアントからの信頼にも繋がり、業績も安定して伸びていきます。

shutterstock_3350985893、社長が高い目標を持っている

最後に、業績が好調な会社の一番の特徴が、「社長が高い目標を持っている」ということです。これを読んでいる方が経営者であれば、ぜひ考えていただきたいのですが、「あなたの会社はどれくらいのことを為しているのが当然ですか?」もし年商1億円の会社の社長が年商1億円が普通と思っていたら大問題です。年商10億円の会社が年商10億を当然と思っていても同様です。

業績のいい会社の社長は、端から見れば順調であるにもかかわらず、本人は「まだまだこんなもんじゃない」と思っています。例えば、年商10億円の会社の社長であれば、「年商100億円ぐらいは当然、そうじゃないのはおかしい」と思っていますし、月商1億円のスマホゲームを運営している会社であれば、「月商10億円ぐらいは超えていて当然、1億円なんてまだまだ」と思っています。今よりも明らかに高い水準を自分にとって相応しい当然の基準として持っています。

時にそういう社長は周りから「ビッグマウス」と非難されますが、不思議なことに「ビッグマウス」と非難する方が、非難される方より業績が良いことはまずありません。「我々みたいな小さな会社は分相応にやれることをやるだけです」と言っている会社は本当に分相応に留まってしまいます。しかし、会社のこと、社員のこと、お金を払ってくれているクライアントのことを考えるのであれば、自分の安心のためではなく、会社の成長のために、より高いところを目指した方がいいのではないでしょうか。だから最後にもう一度質問します。

「あなたの会社はどれくらいのことを為しているのが当然ですか?あなたは社長として何を目標にしていますか?」

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