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2016.02.09 ゲーム開発はどう変わっていくか CEDECでも取り上げられている2大技術「VR」と「人工知能」について ディベロッパーは研究開発とビジネスをどう両立すればいいか

記事を読んでいただき有り難うございます。突然ですが、2016年のCECECのテーマを知っていますか。2016年は「Now is the time」です。VRを初めとして、ゲーム開発を根本的に変えてしまうような大きな変化が技術面では多く存在します。今回のテーマに込められているのは、「今こそがチャンスだ」ということです。今回の記事では、2016年に押さえておくべきVRや人工知能についての情報と、今後のディベロッパーが必ず心がけておくべき事について書きました。

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研究開発はさかん・・・だけど産業への応用ではイマイチなVR技術

VR産業の市場規模は、2020年までに8兆円を超える規模に発達していくと言われています(図表は市場調査会社Trend Forceより引用)。去年はAppleやFacebookがVR市場に乗り出して行く事がニュースになりましたが、VR市場を牽引していく企業には、日本の企業はほとんど存在せず、日本は出遅れているというのが現状です。

要因としては、VRの再生環境であるハイエンドPCを持っている人口が日本では少なく、市場が小さいという事があります。tf

産業という観点では出遅れている日本のVRですが、実は学術という面では国際的にも注目されている歴史があります。「日本VR学会」というVRについての研究会は20年以上の歴史を持っており、国際的にも注目される研究を発表しています。

また、以前に記事でも取り上げたのですが、映像製作の会社やゲーム開発の会社でVR技術を使った研究開発を試行錯誤している会社は意外なほど多く存在します。現状の日本のVR産業は研究や開発はそれなりに行われてはいるが、それが市場の中で需要を作る技術として注目を浴びている訳では無い、と言うのが現在の日本の状況なのです。

日本でVR技術を使ってゲームを作ろう、と言っている所と言えば株式会社gumiの「Tokyo VR Startups」が知られています。これはVR開発についてのインキュベーションプログラムで、VR開発をしている会社に対して出資を行っています。しかしこれは稀なケースであり、まだまだ日本におけるVR技術の産業への応用は進んでいません。

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知能技術も注目の技術

今年注目の技術トピックとしては、人工知能もその一つに上げられるでしょう。人工知能の研究の進歩は著しく、ゲームのAIに搭載してキャラクターが学習したり、将棋や囲碁の対戦相手としてAIを使ったり、人工知能によって、ゲームの幅は確実に広がりそうです。人工知能は昨年の2015年のCEDECにおいてもクローズアップされました(→こちらの記事をご覧下さい https://www.gamebusiness.jp/article/2015/10/02/11472.html)。 「FF15」におけるキャラクターAIについての講演ですが、より人間らしい振る舞いを見せるための研究開発がスクウェアエニックスでは進んでいます。キャラクターAIの振る舞いが変われば、オンラインRPGへの没入感はまるで違った物に変わるでしょう。

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専門的な技術についていかに賛同を得るか

VRや人工知能といった新しい領域は、ゲームの開発に応用される事で、既存の物とはまるきり既存のゲームとは違うゲームが生まれて行く可能性があります。いえ、ゲームという枠組すら超えた、全く見たこともない新しい何かが生まれて行く可能性もあるのです。日本でVRの技術をゲームに応用したり、人工知能をゲーム開発に使えないか、と試行錯誤したりしていくことは、ゲーム業界が進化していく上で非常に重要な事だと思います。

しかし問題は、新しく理解されにくい分野の物を、いかに取引先や出資者に対して理解してもらうかということです。技術や工夫が専門的になればなるほど、普通の人には何が革新的なのかが分からなくなります。とはいえビジネスとして成り立たせるためには、他人が見てわかりやすい説明をしていく必要があります。

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開発と同時並行して情報発信を続けて欲しい

そこで弊社からお奨めしたいことは、作ったゲームやキャラクターについてネット上でコンテンツを配信していくことです。例えば、VR映像を使ったスマホアプリを作ったのであれば、それはどんな人にとって楽しいゲームなのか?それはVRをどんな風に応用したのか?それを遊ぶ事でどんな楽しい体験が出来るのか?

人間は自分が良く分からない物に対して食指は動きません。それは営業であっても、出資を募集する上でも同じです。特に、既存の技術では出来ない全く新しいものに挑戦していく場合には、それがどんなものであるか、自分の想像以上に誰も理解してくれないと考えるべきです。VR技術であれば具体的な映像を体験してみないことには分かりませんし、人工知能にしても実際にキャラクターとのやり取りを実体験してみないと分からないでしょう。

とはいえ実際にVRのデモを見せたり、人工知能を試してもらう機会は作りにくいでしょう。そこで重要なのはブログやYoutubeを使った主体的な情報発信です。非常に上手いやり方をしている会社のご紹介をしましょう。「株式会社ポケットクエリーズ」という会社は、VR技術やロボティクスを応用した新しいゲームの開発をしている会社です。

「株式会社ポケットクエリーズ」によるコンテンツマーケティングの実践例

〇VR技術のマネタイズはどうする? 「株式会社ポケット・クエリーズ」に学ぶ「Kinnect」、「スマートフォン」などのガジェットの使い方とアイデア

VR技術のマネタイズはどうする? 「株式会社ポケット・クエリーズ」に学ぶ「Kinnect」、「スマートフォン」などのガジェットの使い方とアイデア

〇【VRゲーム×ロボティクス】 Query’n Robot(くえりんロボ)

この会社のように、動画やブログ記事を用いたメディアを運用することで、新しい技術やアイデアについて分かりやすく伝えて行く事が出来ます。これから新しい事をやって行こうとする会社にとって、コンテンツを情報発信することは間違い無く重要です。弊社では、アニメゲーム漫画業界に向けて、オウンドメディアの運用ノウハウを公開しています。下の引用記事をご覧になってみて下さい。記事を読んでもメディアの運用などについて分からない事があれば、下のフォームよりお問い合わせ下さい。

〇自社HPを更新しない会社は毎月1,000人以上のお客さんを無視してます 参考 Google&情報通信白書
https://be-higher.jp/sales/5087/

〇コンテンツマーケティング 約1億円の広告費ほぼゼロにして4万人の会員を集めたラクジョブのノウハウを公開
https://be-higher.jp/sales/5944/

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