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2016.02.05 グリーがソーシャルゲーム運営専門の子会社を設立。今後市場拡大必須のセカンダリ市場とは?

先月2月4日、グリー株式会社が決算説明会でソーシャルゲーム運営専門会社としてファンプレックス株式会社の設立を発表しました。リフォームECサービスやヘルスケアプラットフォーム事業、動画広告配信プラットフォームによる広告メディア事業、VR事業など、多角的に事業を展開し始めているグリー株式会社。同時にLINEとの協業も発表され、こちらに注目が集まりがちですが、ゲーム業界に精通するビ・ハイア株式会社では、運営専門会社の存在に着目したいと思います。

GREE Inc.なぜ運営専門会社なのか?

いきなり核心から始めようと思います。なぜ運営専門の会社なのでしょうか。それはもちろんゲームの運営をやってほしいというニーズがあるからです。ソーシャルゲームはコンシューマーゲームと違い、「リリースしたら終わり」ではありません。むしろ「リリースしてからが本番」です。リリースし、ユーザーに遊んでもらいながら、レビューや感想、KPIを参考にしながら運営することで、ユーザーにも気に入られ、収益にも繋がります。

しかし、運営の厄介なところは、「ゲームの運営が上手く行っていても、上手く行っていなくてもいずれ問題になってしまうことです」。運営が上手く行っていないことが問題というのはわかりやすいと思います。運営が上手く行かず、ユーザーが離れ、売上が下がってしまえば、運営をクローズさせるほかありません。そして運営が上手く行っていても問題が起こります。運営が上手く行っていればいるほど、そのままの調子で運営が上手く行って売上が増えてほしいというのが会社の思いです。一方で開発現場の要望としては、新しいプロジェクトを立ち上げたい、運営の成功実績のあるクリエイターたちでチームを編成したいという要望が強くなります。そして、いくらゲームに仕様が追加されようとも基本的にはリリース時に持っていた技術だけで事足ります。一方でゲーム業界はいつの時代も日進月歩、技術は常に進化し続けます。今はまだ問題は顕在化していないですが、数年後ソーシャルゲーム最初期のゲーム群が運営終了を迎えたとき、そこに残っているのは、10年前からタイムスリップしてきたかのような技術レベルに人たちかもしれません。

Press1507151セカンダリ市場、2014年47億円から2017年1056億円へ!?

そこで近年注目を浴びているのが、リリースされたゲームを委託あるいは売却によってゲームの運営を引き継ぐセカンダリと呼ばれるゲーム市場です。株式会社シード・プランニングのデジタルインファクトが行った調査によると、2014年の市場規模は47億円と推定され、2017年までには1000億円以上の市場に成長すると見られています。すでにマイネットやDeNA Games Tokyo、オルトプラスなどがセカンダリ専門の会社として早期参入しています。今回のファンプレックス設立もその一画を狙っての参入ということでしょう。

そしてその選択は決して経営的に間違っていないでしょう。ソーシャルゲーム最古参のグリー、DeNAには、ガラケーのブラウザゲーム時代からスマホゲームに至るまでの長年の運営実績と運営ノウハウが蓄積されており、他社には真似できない強みがあります。このセカンダリ事業の肝は、新規参入が難しいことにあります。受託開発会社でしっかりと収益上げた運営実績のある会社はごく稀ですし、パブリッシャーで運営実績があるのであれば、新規タイトル開発や自社タイトル運営に優先的に回されます。結果として、これまでも「運営をどこかの会社に任せたい」というニーズはあったもののそれができる会社がなかったということです。この運営を任せたいというニーズは実際ビ・ハイアにもしばしば相談が来る案件でした。

shutterstock_276159485仕事はあっても人が足りない…準備は今のうちに!

しかし、最終的に問題になるのが、クリエイターの数です。運営専門会社ができて、運営が長期化すればするほど、その会社にクリエイターが必要になります。しかし、一方で、運営を移管した会社は新規プロジェクトの立ち上げにリソースを割くため、運営会社に人はいきません。そして先ほども言ったように運営に不可欠なことは運営経験、ノウハウ、実績です。未経験者が採用される可能性は低いです。結果、ゲーム業界の更なる人手不足は必然的に予想されます。

とある会社に話を聞いた時に言っていたのは、「運営を東南アジアで行っている」という驚きの回答でした。確かに2Dや3D、プログラミングなどをオフショアで行っているとところは珍しくありませんが、それでもユーザーの動向を逐一チェックしながらゲームにフィードバックする必要がある運営でオフショアは難しいのではないかというのが正直な感想でした。しかし、どうやら、運営ディレクターは日本に立っていて、その人の指示に従ってオフショアで運営を展開するスタイルだそうです。そうなってくると一番の問題は「外国語が喋れる運営ディレクター」というものすごいニッチな人材が大量に必要になるということです。もちろんそんな人はほとんどいないので高倍率の採用競争が予想されます。

そして、すでに「運営ディレクターを採用したい」「運営プランナーを採用したい」という相談は多くいただいています。少なくとも今後のゲーム業界では、運営専門とまではいわないまでも、運営ができるだけの体制を整えておくことが必要になるでしょう。そして、クリエイターは、運営ディレクション、運営プランニングなどができるようになることで、今後のゲーム業界を賢く生き延びれます。ぜひゲーム業界関係者は今後のゲーム業界を予想した上で今取り組んでおくべきことが何なのか見極めてください。

アニメゲームマンガ専門 業界発展 ビ・ハイア株式会社概要



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この記事を書いた人

松村優

松村 優ラクジョブ運営・メルマガ発行責任者 » 詳細プロフィール

早稲田大学法学部より新卒でラクジョブ会社の運営スタッフへ。アニメゲームマンガ、特にアニメへの想いは熱い。ジョジョでは7部の大統領が最も格好いいと熱弁し、スタッフ内で激論を交わす。松村が担当する求人は的確なフォローによりうまく行く確率が上がる!・・・故にそこら中からフォローを依頼されて仕事だらけな人気者。

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