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2016.02.04 炎上しない遊技機案件の受け方、外注会社の探し方について 遊技機メーカーと開発会社の両方が気持ち良く仕事ができるために必要なこと 

遊技機業界は現在、案件の総数が確実に減ってきています。そんな中、遊技機の案件が炎上してしまうのは、メーカーさんにとっても開発会社にとっても勿体ないです。今回の記事では、遊技機案件が炎上しやすい理由と、炎上しないためにはどうしたら良いのかについてまとめて見ました。メーカー会社と開発会社の両方が今よりもっと気持ち良く仕事ができるため、ご参考にして頂ければと思います。

shutterstock_250945696どうしても机上の空論になりがちなメーカー会社の注文

遊技機のメーカー会社は、上層部になればなるほど、デザイナー出身の人が少なくなるという傾向があります。デザインが好き、自分で作るのが好き、というようなクリエイター気質の人はそもそも遊技機業界を志望せずアニメ会社やゲーム会社の方に行く傾向があるため,遊技機会社で出世していく人ほど現場の作業工程の分かっている人は少ないのです。すると仕事を映像会社に外注する時に、予算と工数についてどうしても支持の出し方が机上の空論になりがちな傾向があります。担当者の頭の中に完成像は確立しているのですが、それを実際に制作の現場の落としたときに、必ず生じてくるはずの予算や工数のズレを想定に入れずに発注してくる場合があるのです。

shutterstock_202502062ええ!?言われた通りにやったのに・・・ねじれる担当とのコミュニケーション

こうした担当者の言う事を真に受けてラインを動かすと大変な事になります。現場の作業の経験が無いのですから、頭の中の完成図と仕様書がずれている事があります。言われた通りにやったのに、「イメージと違うのでやり直してください」・・・。まだ作業の半分にも行かない基礎的な工程なのに、「完成図のイメージと全然違うんですが大丈夫なんですか??」・・・。そんなコメントによってプロジェクトに遅延が発生してしまいます。開発を請け負った会社にとっては、これは困った流れになります。ゲームの会社やアニメの会社が始めて遊技機の案件を請け負った際に最も当惑するのは、こういった意識のずれにあります。遊技機案件は比較的に単価が高いですが、初期想定の工数で収められなければ結果的には損をしてしまいますし、メーカーにとっても痛いロスに繋がってしまいます。

shutterstock_330124964不誠実な開発会社にも原因の一端はある

こうしたメーカー会社の発注の仕方にも問題はあるのですが、案件が炎上する理由の一端は、もちろん受託会社にも存在します。悪質なケースだと、「その工数だとこなせませんよ」と制作工数を過大に申告したり、酷い場合には「スーパーバイザー」などという架空の役職(その実態は受付の女の子だったりする)を座組に加えたりして、予算の増額を狙ったりする会社も存在します。

こういう会社が1社でもあると、メーカーの担当者は「この会社はちゃんとこなしてくれるのだろうか」と神経質にならざるを得なくなります。メーカーの担当も、上司へのプレッシャーに耐えつつ、案件をつつがなく運ばせることに対して必死なのです。また、ゲームやアニメの会社で、悪気は無くとも遊技機の仕事を甘く見て「出来ますよ!」と簡単に言うのも考え物です。経験が無いと難しい遊技機の案件を人月が高いという理由だけで簡単に受けてしまうと、いざラインを回して見たらさあ大変、という事になりかねません。いずれのケースも、両方の会社にとって勿体ないです。

shutterstock_218196844遊技機案件で大事なのは、優秀なディレクションです

上で言うようなミスマッチを乗り越え案件を綺麗にこなして行くために必要なのは、優秀なディレクターです。メーカー企業の指示をうまくキャッチし、指示を割り引いて考え、現場に意図を上手く伝えられる人が重要になるのです。ここで「優秀なディレクター」の要素とは何でしょうか。第一に、メーカー側が何を不安に思い、どんな成果を期待しているのかを把握している必要があります。メーカー担当者がやり直しを指示するのは、「絶対に完成品に到達する必要がある」というプレッシャーと「少しでも間違ったら最後に全てずれて大炎上してしまうのではないか」という不安感があるためです。この不安感に対して的確に途中報告をして答えることでメーカー担当者を安心させる事が重要です。これが出来るためには、メーカー勤務の経験があることが最高です。それが難しければ、やはり数年間は遊技機案件の実績を積んでいる必要があります。

次に、遊技機に対して情熱があり、遊技機が好きである必要があります。担当者は「あの北斗の拳の、あの演出の、ああいう派手な感じ」という完成品のイメージはあるのですがそれを具体的に仕様書に落とし込む事は出来ない事があります。そんな指示を的確に汲み取り、「痒いところに手が届く」ディレクションをするには、やはり遊技機を自主的に研究するくらい遊技機に思い入れがあると最高です。よくゲームやアニメ中心の映像会社で納期が遅れがちになるのは、クリエイターがそこまで遊技機に思い入れがなくモチベーションが高まりにくい、という所に原因の一つがあります。最後に必要なことは、やはり誠実さです。遊技機の案件は2〜3年という長期になり、クリエイターも担当者も神経をすり減らす仕事です。そこで予算を過大に申告するような不誠実な対応では、担当者とのやりとりが円滑に行くはずがありません。自分の会社で出来ることは全力で取り組み、出来ないことは出来ないと正直に言い、相手の気持ちを分かろうとする誠実な人がいてこそ、難しい遊技機の案件はスムーズに回ります。

最後に,弊社からご紹介できる映像制作の会社をご紹介してこの記事を終わりにしたいと思います。この会社は代表が遊技機大手メーカーでデザイナーを2年経験したのちディレクションを数年間こなして来た人で、デザイナーとしての視点、メーカー担当者の視点を両方持った上でディレクションが出来ます。遊技機系案件については一度も炎上経験の無い、非常に安定感のある会社なので、遊技機系の映像案件で外注先に困った時はお問い合わせ下さい。

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