デスマーチ、死の行軍、というような表現でゲーム開発者の締め切り前のしんどさを面白おかしく紹介した文章が巷に溢れています。何週間も家に帰れない、会社で寝てる、ということが良く言われます。さらには給料は普通のプログラマーより安く、こき使われてる、という事が書かれています。本当にそうなのでしょうか?
確かに、締め切り直前はかなり忙しいです。ラクジョブの運営を通じてゲーム会社の人たちと接していると締め切り前はかなり忙しそうです。実際に会社で寝てる人もいました。しかし、これはゲーム業界に限らず、普通のIT業界だって同じです。システムの完成前はかなりの無茶をします。ラクジョブを支えてくれている技術者も新サービス提供前などはかなり大変な思いをしています。
銀行のシステムや鉄道のシステムを作っている人達の締め切り前は修羅場を極めます。ゲームプログラマーだけがひたすら忙しく、しんどいぞ!と面白おかしくいっている記事はある意味事実は伝えているのでしょうが、偏った事実です。
ラクジョブを見てゲーム業界に挑戦したい、と思った人は単にしんどいだけ、という悪いイメージだけを持って応募したり、なんとなゲームに関わりたいから、という覚悟もない形で応募したりするのはやめましょう。しんどい情報も把握しつつ、でもその情報だけをうのみにするのではなく良い部分も知りつつ、覚悟を持って仕事をする。それはどんな仕事にでも共通する仕事の態度だと思います。